​新年度、暮らし変わる。首都高料金の目安も。薬局も | ニコニコニュース

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新年度で暮らし変わる。塩が4月1日からの出荷分から35%程度の大幅な値上げとなった。アイスではガリガリ君が25年ぶり、あずきバーは24年ぶりに1本60円から70円の値上がりとなった。アイスの値上げの背景には、人手不足による物流コストの上昇や、アイスを持つスティック部分の木が中国で値上がりしていることに起因する。サントリースピリッツは国産と輸入のウイスキー29品目を11%~25%値上げする。

首都圏高速道路の料金体系は、圏央道、京葉道路、千葉東金道路などの道路によって料金水準が異なり、首都高速道路は距離ではなく5段階の料金制度を導入している。このため負担の不公平感や渋滞などが課題となり、4月1日からは1キロあたりの料金の目安が原則として36.6円となる。だが長距離を走行するほど新料金体系では負担が増えることとなる。これらに運送業者は危機感を覚えている。大井南~川口JCTの場合は、750円の負担増加となり、野村運送の青山社長は、荷主との交渉などを対応として考えている。

スタート地点と到着地点が同じで首都高速道路、迂回ルートがある場合、ETCを搭載した車なら、両ルートとも原則として同じ料金が適用されるのだ。新たな料金体系で渋滞が分散化されると見られている。

千葉県・柏市にある薬局では、4月から始まるかかりつけ薬剤師の制度を紹介。同制度では全ての病院の処方箋を一括で受け付けて、薬を処方してくれる。同じ効能の薬が重複するのを防ぎ、副作用の防止や薬代の節約にもつながるといったメリットがある。また薬剤師が必要に応じて患者宅を訪問してくれることもある。薬の飲み忘れなどの調査を行ってくれる。かかりつけ薬剤師の服薬指導料は、1回につき保険3割負担で210円となる。余分な薬をなくすことで削減される医療費は、国全体で数百億~数千億とも言われている。

また、4月1日からは、家庭向けの電力小売り自由化が始まり、料金の引き下げやサービス向上といったものが期待されている。独占事業だった電力に、競争が導入され、利用者にとってはありがたい選択肢が増えることとなる。通信会社や介護事業会社など、さまざまな業種が電力に参入している。