「負けたのは審判のせい!?」サッカー日本代表GKが“逆切れ”で審判団との握手を拒否! | ニコニコニュース

ガンバ大阪公式サイトより
日刊サイゾー

 Jリーグで、またまた見苦しい行為があった。

 それは、先日行われたJ1リーグファーストステージ第5節のガンバ大阪×横浜F・マリノス戦の試合後に起きた。

 Jリーグでは、試合前と試合後に、相手選手、そして審判団と握手をすることが恒例となっている。チームの区別も、勝者も敗者もなく、共にスポーツを楽しむ仲間というフットボールの理念を浸透させるためだろう。イングランドのプレミアリーグなどでは、数分前まで激しいプレーを繰り広げていた両チームの選手が、タイムアップの笛が鳴ると、笑顔で談笑していたりする。ところが、ガンバ大阪のGKであり、日本代表にも選出されている東口順昭が、その理念に反した。

 なんと握手を求める審判団の手をはたき、審判団から注意されると、食ってかかったのだ。チームメイトが仲裁に入ったことで事なきを得たが、スポーツマンシップに反する非紳士的行為である。なぜ、東口は、このような行為に及んだのだろうか? 試合を取材していたスポーツライターに話を聞いた。

「まず、ガンバが1-2で負けたというのがあるでしょう。日本の選手は、敗因を審判団に押し付けることが多い。東口からすると、ロスタイムにマリノスにハンドがあったと主張しているのでしょうが、同様のプレーがあったガンバもハンドを取られていない。それが審判の基準なのですが、東口は納得がいかず、自らに不利な部分だけにフォーカスして、食ってかかったのだと思います。この試合でいえば、ガンバ大阪のFWパトリックが、相手選手の顔をはたいており、退場になってもおかしくなかった。その行為を審判は、カードではなく、注意で収めた。むしろ、審判団に感謝すべきだと思うのですが……。日本では、選手たちの審判団に対する態度に対し、問題視されることがほとんどない。ゆえに、ああいった行動に出てしまうのでしょう。東口だけの問題ではないと思います」

 審判団の誤審がメディアから問題視されているJリーグだが、選手と審判団の関係性にも、問題があるようだ。
(文=TV Journal編集部)