加山雄三、若大将フェスでケツメイシに告白「ホントに好きだから」 | ニコニコニュース

加山雄三の誕生日を先取りでお祝いする『若大将フェス』出演者 Photo by 築地孝典、折井康弘、石本一人旅
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 歌手・加山雄三(78)が7日、東京国際フォーラム ホールAで音楽イベント『加山雄三55周年記念“ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”』初日公演を開催した。加山の芸能生活55周年を祝うため、THE King ALL STARS、ケツメイシ、斉藤和義、ももいろクローバーZが競演した。

【写真】直筆手紙で出演を打診したケツメイシと共演

 トップバッターは、加山率いる「THE King ALL STARS」。豪華面々からなるスーパーバンドとあり、ふだんはめったに全員が集まることはないが、この日はキヨサク(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、名越由貴夫(CO/SS/gZ)、古市コータロー(ザ・コレクターズ)、ウエノコウジ、武藤昭平(勝手にしやがれ)、タブゾンビ(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、高野勲、山本健太、スチャダラパーが集結。最大“48歳差”という幅広い年齢のミュージシャンによる豪華セッションでファンを魅了した。

 続いて登場した斉藤は、昨年のイベントで加山と共演後、加山の「夜空の星」とそっくりな楽曲「キミの涙」を作ったことを平謝り。加山は「完全にパクってるなと思ったよ。でも、うれしいんだぜ。パクってくれて」と器の大きさをみせ、この2曲を続けて演奏して観客を沸かせた。

 3番手で登場したケツメイシには、加山自ら直筆手紙で出演を打診したことが明かされた。加山のiPodにはケツメイシの「夕日」「旅」など何十曲と入っているというが、面識はなく「ホントに好きだから手紙を書いたの。出てもらえないですかって」と告白。演目にもリクエストを出したといい、「今の季節にぴったりな曲もやるから」とネタバレしたうえで紹介されたケツメイシは、今年初ライブで名曲「さくら」を熱唱。カラオケでよく歌うという「サライ」の大合唱などでも盛り上げた。

 本編のトリは、ももクロが務めた。今月3日、ももクロの埼玉・西武プリンスドーム公演にサプライズ出演した加山は、“ももクロの若大将”を名乗る玉井詩織に若大将のお墨付きを与えるとともに、玉井のイメージカラーの黄色のモズライトギターをプレゼントしていたが、早速、玉井が練習の成果を見せることになった。

 加山の「蒼い星くず」を初セッションし、冒頭で玉井がピックを落とすハプニングもあったものの“完奏”。加山は「しおりん、よく頑張った! すばらしいよ」「さすが俺が若大将を襲名しただけある」と興奮を隠しきれなかった。

 アンコールでは、今月11日に79歳の誕生日を迎える加山を出演者全員で祝福した。バンドの演奏に合わせて出演者と観客がバースデーソングを大合唱すると、加山はケーキに立てられた79本のローソクの火を豪快に吹き消した。ラストは加山の代表曲「君といつまでも」を全員で歌い、おなじみの間奏で加山は「幸せだなぁ。僕はこんなにすてきな仲間とすてきなお客様に囲まれて、こんなに幸せなことはありません。これからも歌える限り歌っていくぞ! いいだろう?」と呼びかけ、割れんばかりの拍手が送られた。