桃田選手「期待裏切り申し訳ない」=違法賭博で謝罪会見―バドミントン | ニコニコニュース

違法カジノ店での賭博行為が明らかになったバドミントン男子のエース、桃田賢斗選手(右)と、2012年ロンドン五輪代表の田児賢一選手(左)=ともにNTT東日本=が8日、東京都内で記者会見し、謝罪した。【時事通信社】
時事通信社

 違法カジノ店での賭博行為が明らかになったバドミントン男子のエース、桃田賢斗選手(21)と、2012年ロンドン五輪代表の田児賢一選手(26)=ともにNTT東日本=が8日、東京都内で記者会見し、リオデジャネイロ五輪でメダルが期待されていた桃田選手は、「リオ五輪がほぼ確定している中で、みんなの期待を裏切ってしまい申し訳ない気持ち」と謝罪した。両選手とも反社会的勢力との関わりは否定した。

 桃田選手は田児選手に誘われて、14年10月から15年1月まで、6回ほど東京都墨田区の違法カジノ店へ行ったという。「1回10万円くらい持って行き、トータル50万円負けた」と話し、「いけないこととは分かっていたが、好奇心もあり、楽しんでいる自分もいた」と述べた。

 日本バドミントン協会は、桃田選手を日本代表として日本オリンピック委員会(JOC)に推薦することに否定的な見解を示しており、桃田選手のリオ五輪出場は絶望的となっている。

 田児選手は60回で合計1000万円負けたといい、涙ながらに「全て自分に責任がある。自分は二度とバドミントンをできなくなってもいいが、もう一度桃田にチャンスを与えてほしい」と訴えた。

 NTT東日本は桃田、田児両選手以外にも、OBを含めて男子6選手が違法賭博をしていたと発表。他チームの選手が関わった事実はないと説明した。桃田選手らの処分については、社内調査を早急に終わらせ、来週初めにも下すとした。