大ヒット公開中の多部未華子主演映画「あやしい彼女」の大ヒット公開を記念して、池袋HUMAXシネマズにて公開記念舞台あいさつが行われ、劇中では“孫”であり、多部演じる大鳥節子の歌声にほれ込み共にバンド活動をする瀬山翼を演じ、本作のTwitter宣伝大使であるDISH//の北村匠海が登壇した。
この日の衣装は、Twitter投票によって決められた黒のタキシード。会場を埋め尽くしたファンから黄色い声援と盛大な拍手で迎えられた北村は、冒頭で「映画自体も評価が高いということでたくさんの方に集まっていただいてうれしいです」とあいさつ。
続けて、今回の黒タキシード衣装について「気持ちが落ち着かない」と言いながらも、鏡で見た自身について「割と似合っている」との感想で会場の笑いを誘った。
公開後、各レビューサイトで高評価を受ける本作の反響について問われると、同じDISH//のメンバーであるRYUJIも見てくれたようで「すげぇー、良かった！」と言ってもらったエピソードや、「自然と涙が出てくる」と自身の父親から連絡が来た話など、身近での反響の大きさを語った。
続けて本作で演じた瀬山役について話が及ぶと「映画を通して成長していく翼の様子に僕自身もいろいろ感じる部分があった。難しかったけど楽しく演じることができた」と感想を述べた。
その後、Twitterで投票を募った「あやしい彼女」の名場面トップ3をパネルと共に発表。第3位の「翼と節子(多部)のデート、バンドに誘うシーン！」が発表されると、会場からは「あー」と共感するような反応が。
北村も「自分が演じているシーンが選ばれるのはうれしい」と素直に感想を述べると、翼という役柄について「謝罪の王様」で岡田将生が演じたキャラクターのイメージで、水田監督と一致していたエピソードを披露した。
続く、第2位には「最後のフェスのシーン！」と発表されると真っ先に「僕、出てないっすね」と、やや悲しそうな顔を見せると会場からは再び笑いが。出演がなかったもののライブシーンを見学していたという北村は、「多部さんの真っすぐな歌声で会場が盛り上がっていたし、楽しかったです」と語った。
そして第1位に「超有名音楽番組に出演！ 涙の『悲しくてやりきれない』歌唱シーン！」が発表されると、北村も納得の表情で「『悲しくてやりきれない』を歌って泣いている多部さんを見て僕も泣いてしまった」と語り、続けて「僕自身も一番のお気に入りのシーン」と語った。
さらにこの日、劇場に集まった人に感謝の気持ちを込めて、北村が抽選で引き当てた1人に花束を渡すサプライズ企画がコールされると、会場からは悲鳴にも似た大きな声援が。
黒のタキシードを身にまとい、いつも以上に紳士な北村から花束を受け取ったファンがうれしそうにしている姿が印象的だった。
最後に北村は「今後や俳優をやっていく中で前進する作品。“家族愛”をテーマにしている作品なので、家族で見てほしい」とコメントで締めると、会場は大きな拍手に包まれた。