【ニューヨーク時事】年末に任期が切れる国連の潘基文事務総長の後任選出に向け、国連総会で12日、出馬表明した候補者8人と加盟国との質疑応答のための公開ヒアリングが始まった。総会で事務総長候補のヒアリングが行われるのは初めて。安全保障理事会が「密室に近い状態」(外交筋)で独占してきた事務総長人事の透明性向上が期待されている。

 候補者のうち4人は女性。女性総長が誕生すれば、国連発足以来初めてとなる。

 トップバッターのモンテネグロのイゴル・ルクシッチ副首相兼外相(39)は所信表明で、首相や財務相も歴任し、豊富な行政経験を持つ点をアピールした。 

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