新田恵海“AV疑惑”で甦る悲劇!“石原絵理子=うさだひかるAV出演事件”の思い出…… | ニコニコニュース

うさだひかる出演作パッケージ(DMMより)
おたぽる

 衝撃のスクープ以来、今もなお日本全土(の『ラブライブ!』ファン)を揺るがし続ける新田恵海AV出演疑惑。人気スクールアイドルアニメ『ラブライブ!』のメインヒロイン・高坂穂乃花を演じるアイドル声優・新田恵海が、「みく」として見せる艶姿に、SNSなどでは泣きながら『ラブライブ!』、μ’sのCDやDVDを割ったり、怒りのソロ活動(性的な意味で)を繰り広げたりと、純真なラブライバーたちの阿鼻叫喚が毎日のように報告されている。

 しかし、およそ12年前の2004年にも今回と同じような悲劇があったのだ! それが、“石原絵理子AV出演事件”である。

■アイドル声優の卵による衝撃のAV出演!
 石原絵理子とは、2000年頃にデビューした女性声優。当初は『わがまま☆フェアリーミルモでポン!』『ロックマンエグゼ』『とっとこハム太郎』など、子ども向けアニメのモブ役を中心に出演を重ねていた彼女だが、03年、Playstation2用ゲーム『北へ。Diamond Dust』ハドソン。現・コナミ)のメインヒロイン格である茜木温子役に大抜擢。

 翌04年には同作はテレビアニメ化を果たし、初のテレビアニメのメインヒロインを担当したほか、Playstation2用恋愛アドベンチャー『Memories Off~それから~』(KID)のヒロインの一人・鷺沢縁を演じるなど、着実に人気声優へのステップを上っていた。また、ルックスも当時の声優業界としてはそれなりで、アイドル声優的な人気も期待されていたはずである。

 しかし、04年8月に状況は一変する。東京スポーツが、「売り出し中の大手声優事務所に所属するI.Eという女性声優が、AVに出演している」というスクープ記事を掲載したのだ。当初は「東スポだから……」という受け止められ方をしていたものだが、実はこの記事はデマでもなんでもなく、なんと本当に石原は「うさだひかる」という芸名でAV女優としてアダルトビデオに出演していたのである。しかも、「現役声優」「アニメ声」など、声優としての肩書やスキルを前面に押し出した作品にばかり出演していたのだから、ずいぶんと大胆なものである。

 案の定、ほどなくして「石原にそっくりな女性がAVに出ている」とファンの間で話題にのぼるようになり、東スポのスクープへとつながったというわけである。ここでポイントとなったのが、出身地、生年月日、趣味など石原とうさだの酷似したプロフィール。よく似た顔つきや歯並び、同じほくろの位置などだという。新田のAV出演疑惑で盛り上がっている現在も、ネット上では共通する身体的な特徴や発言、プロフィールに注目が集まったが、おじさんはそれを見て、なんだか懐かしさを憶えてしまったのものだよ……。

■解雇理由は「契約違反」だった
 当初はあの東スポの記事ということで、石原も「私ではない」と否定してたようだが、日刊スポーツ、スポニチ、FRIDAY、週刊現代、週刊ポストなどにも後追い記事が載り始めたことで、所属事務所も対応を開始。所属事務所が改めて石原に確認したところ、本人は事実と認めたそうだ。当時の新聞記事によると、「AVに出演したこと自体がいけないわけではない。当社と契約しながら別の仕事をしていたことが問題」として、石原は事務所から契約を解除されたという。事実上の解雇である。

 また、アダルトビデオメーカー側からも「社会通念上許されない事項」として、AV女優としての契約が破棄され、石原はAV業界からも追放されてしまった。その後の彼女の行方は知れず、AV出演が発覚した後も存続していたファンサイトもやがて閉鎖。前代未聞の人気女性声優AV出演事件は、いつしか過去のものとして忘れ去られていったのである。

 美少女コンテンツのセンター格キャラを演じていた女性声優、という点で新田AV出演疑惑と重なって見える部分もないとは言えないが、実際に本人が出演するのとそっくりさんが出演するのとでは、意味が全然違うのもまた自明の理。本人が「出演していない」というのだから、僕らはそれを信じればいいだけなのだ! えみつん、ファイトだよ!