サインを入力する端末(イメージ)
ITmedia ビジネスオンライン

 三井住友銀行は、個人顧客がサインで本人確認できるサービスを2016年度、国内の支店に導入する計画だ。口座開設や住所変更など各種手続きで印鑑が一切不要になるといい、「顧客利便性の向上が図れる」という。

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 事前に顧客の手書きサインを専用端末から入力してもらい、登録しておく。取引の際は顧客が専用端末にサインを入力し、登録データと筆運び(距離や方向、筆圧など)を照合することで、本人が書いたサインだと確認する仕組みだ。

 印鑑を店舗に持参する必要がなく、盗難リスクもないなど、顧客に便利かつ安全なサービスを提供できるとしている。通帳を発行せず、Webから確認できる「Web通帳サービス」を併用すれば、通帳と印鑑なしで銀行取引できるようになる。

 導入は、日本総合研究所とNECがシステム全体の設計と構築を担当。NTTデータはサイン認証エンジン「SignID」と入力用端末を提供する。