ウインドウズ10「強制アップデート」に戦々恐々 | ニコニコニュース

Windows 7は2020年1月、8は2023年1月にマイクロソフトのサポート期間が終了する。この時までには10に移行しなければならないが… ※この画像はサイトのスクリーンショットです
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昨年7月にリリースされたWindows 10について、Windows 8など旧バージョンのOSの入ったPCが「時間を指定されて、強制的にアップデート(アップグレード)される」との情報が飛び交い、多くのPCユーザーから怒りの声があがっていた。

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発端となったのは、ある男性が綴ったブログだ。男性は4月7日にパソコンで作業していたところ、Windows 10へのアップデートを促すポップアップ画面が登場した。「Windows 10のアップデートの催促が激しい」のはWindowsユーザーにはおなじみだったが、今回はやや強引すぎたようだ。

そのポップアップをよくよく確認すると、“4月10日23時にアップデートするスケジュールになっている”ことを告げるものだった。そのため男性は、強制アップデートのスケジュールを取りやめる方法を解説するブログ記事を公開。これが一気にネットで拡散した。

設定した覚えがないアップデートスケジュールが組み込まれていたユーザーはほかにもいるようで、ツイッターには、

「windows10へのアップデートを勝手に予約(日時指定)してくるやつ、とうとう出た。日時を変更→予約の取消で無事に撃退したけど」


「は? 帰ってきてPCみたらWindows10に勝手にアップグレードしそうになってたんだけど! 意味わからんw」
「危ねえ勝手にWindows10にアップグレードされるところだった まじでウイルスみたいやな」

といった声があがっている。また、スケジュールの告知を見落としてしまったのか、気づかぬうちにアップデートが実行されていたユーザーもおり、

「パソコンつけたらWindows10になってた」


「俺のパソコン勝手に windows10になりやがった」
「WINDOWS10に勝手にアップグレードされた 気持ち悪い('Д') 動作が重い」

などのコメントも散見される。

なぜ、Windows 10へのアップデートはこんなに嫌がられるのか? そもそも現状のOSに不満がなければわざわざアップデートしたいとは思わないだろうし、またツイッターを見ても、

「今更ながらWindows10にアップロードしたけども。使いにくすぎて泣いてる」


「Windows10にしたら不具合ばっかで笑えない まぁOSのアップデートなんてそんなものなのかもしれないけど」

といったように、「10」の完成度に疑問を持つ声もある。このような状況で頻繁にアップデートを促されれば、不快に感じる人が出るのも致し方ないところだろう。

「アップデートしてほしいMicrosoft」と「アップデートしたくないユーザー」との闘いは今しばらく続きそうだ。


(金子則男)

※当記事は2016年04月12日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。