追加点を挙げたソビエフ。後ろには10番をつける清武の喜ぶ背中も [写真]=Bongarts/Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第30節が15日に行われ、日本代表MF清武弘嗣、同MF山口蛍、DF酒井宏樹の所属するハノーファーと、ボルシアMGが対戦した。清武と酒井が先発出場。山口はメンバー外となった。  前節ヘルタ・ベルリン戦は2-2で連敗を5試合で止めたものの、6試合白星から遠ざかり降格危機に陥っている最下位ハノーファー。今節は、5位につけるボルシアMGをホームに迎えて、後半戦2勝目を狙う。  試合は前半をスコアレスで折り返し、後半49分に動いた。カウンターを仕掛けたハノーファーは、19歳のノア・ジョエル・サレンレン・バゼーが右サイドをドリブルで突破。深い位置から折り返すと、ニアサイドに走り込んだ19歳のヴァルデマール・アントンがダイレクトで右足を振り抜き、相手GKの手を弾いてゴールネットを揺らした。  若手2人の活躍で先制に成功したハノーファーはさらに60分、今度は日本人の2人がチャンスを作る。中央の清武が右サイドへスルーパス。これを酒井がダイレクトで鋭いクロスを入れる。ボールはニアサイドのDFに当たるが、ファーサイドのケナン・カラマンがセカンドボールに反応し、絶妙なターンから左足を振り抜く。シュートは相手DFに当たり右ポストを直撃するが、こぼれ球をゴール前のアルトゥル・ソビエフが押し込んで追加点を奪った。  試合はこのまま終了し、ハノーファーが2-0で7試合ぶりの勝利。ホームでは16試合ぶりの白星で、残留に希望を残した。なお、清武と酒井はフル出場している。  ハノーファーは次節、23日にアウェーでインゴルシュタットと対戦。ボルシアMGは24日にホッフェンハイムをホームに迎える。 【スコア】 ハノーファー 2-0 ボルシアMG 【得点者】 1-0 49分 ヴァルデマール・アントン(ハノーファー) 2-0 60分 アルトゥル・ソビエフ(ハノーファー) 【関連記事】 ●九州地震の被災者へエール…長友「力を合わせて」、乾「負けないで」 ●「魔法じかけのゴールで自信」…独紙、先制点に絡んだ香川に高評価 ●岡崎は「全選手の模範」…ハリル、レスターを称賛「世紀に残る大仕事」 ●なぜ、アトレティコは最強バルサに勝利できたのか? シメオネ監督の不可能を可能にするチームマネジメント術 Jリーグで増え続ける外国人GK…彼らの存在は日本サッカーにとってプラスなのかマイナスなのか?(サッカーキング・オピニオン)