1位はあの大冒険譚…最終回が読みたい漫画TOP10 | ニコニコニュース

2位にランクインした『こち亀』のホームページ。一週も休むことなく40年間連載が続いている
R25

3月、人気漫画『美味しんぼ』の原作者である雁屋哲氏がブログを更新し、「そろそろ終わりにしたいと思っています」と連載終了を匂わせ話題になった。このような連載開始から30年を超える人気作でも、いつかは終わりがきてしまうもの。雁屋氏は同ブログで最終話にも言及し、「今までの登場人物総出演で、美味しい食べ物の話でどんちゃんどんちゃん楽しく騒いで大団円」とそのイメージを披露している。ファンであれば、連載中の様々な人気作について、自分なりの「最終回」を思い描いていることだろう。

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そこで20~30代の独身男性社会人200人に、現在も連載中の長編漫画で「早く最終回が読みたい」と思う作品を挙げてもらった。現在、通巻30巻以上発行されている少年・青年漫画から選んでもらったところ、以下のような結果になった。

●早く最終回が読みたい長編漫画TOP10


(全20項目から上位3位までを選択。1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。R25調べ・協力/アイリサーチ)

1位 『ONE PIECE』(週刊少年ジャンプ) 170pt


2位 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(週刊少年ジャンプ) 165pt
3位 『名探偵コナン』(週刊少年サンデー) 146pt
4位 『ゴルゴ13』(ビッグコミック) 97pt
5位 『HUNTER×HUNTER』(週刊少年ジャンプ) 59pt
6位 『バガボンド』(モーニング) 54pt
7位 『はじめの一歩』(週刊少年マガジン) 43pt
8位 『美味しんぼ』(ビッグコミックスピリッツ) 40pt
9位 『ベルセルク』(ヤングアニマル) 38pt
10位 『キャプテン翼』(グランドジャンプ) 31pt

※番外


11位 釣りバカ日誌(ビックコミックオリジナル)30pt

昨年6月には、「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」(3億2000万冊)としてギネス世界記録に認定された『ONE PIECE』が首位。2位には、今年連載40周年を迎える『こちら葛飾区亀有公園前派出所』がランクインした。現在、198巻発行されており、その勢いはとどまることを知らない。冒頭で紹介した『美味しんぼ』は8位。やはり最終回に興味を持つファンは多いようだ。各作品への思い入れや最終回への期待を見ていこう。

【1位 『ONE PIECE』(週刊少年ジャンプ)】


「どんなラストでも良い」(27歳)
「ワンピースの謎を解いてほしい」(32歳)
「主人公が死ぬ」(32歳)
「最後はどうなるか知りたい」(37歳)
「ルフィーが真の海賊王になる」(36歳)

【2位 こちら葛飾区亀有公園前派出所(週刊少年ジャンプ)】


「部長と両津が仲良く笑っているシーンで終わってほしい」(32歳)
「両さんが今のまま退職を迎える」(37歳)
「殉職」(28歳)

【3位 名探偵コナン(週刊少年サンデー)】


「いつまで続くのか結論が全然見えない」(26歳)
「コナンと蘭が最後に結婚する」(29歳)
「黒づくめの正体を知りたい」(35歳)
「もういい加減、子供じゃなく大人に戻っていいでしょ」(36歳)
「コナンが成人にもどる」(38歳)

【4位 ゴルゴ13(ビッグコミック)】


「どうやって締めるのか興味がある」(32歳)
「無敵のゴルゴがどうなるか気になるから」(32歳)
「ゴルゴの最後が気になる」(38歳)

【5位 HUNTER×HUNTER(週刊少年ジャンプ)】


「全員幸せになるのが理想」(39歳)
「無事に父親に会って終わってほしい」(33歳)

【6位 バガボンド(モーニング)】


「井上さんが描く最終回が見たい」(34歳)
「史実通りに武蔵が小次郎に打ち勝つという結末」(39歳)

【7位 はじめの一歩(週刊少年マガジン)】


「世界チャンピョンになるところ」(35歳)
「ハッピーエンドがいいです」(39歳)

【8位 美味しんぼ(ビッグコミックスピリッツ)】


「不仲の父と息子が和解できるのか気になる」(31歳)

【9位 ベルセルク(ヤングアニマル)】


「広げた伏線を全部回収してほしい」(39歳)
「結末が気になる」(36歳)

【10位 キャプテン翼(グランドジャンプ)】


「チャンピオンズリーグの制覇とワールドカップの制覇」(30歳)

全体を見渡すと、最終回への期待はもちろんだが、「この流れでどんな結末に導くのか」というある種“怖いもの見たさ”のような「興味」の方が強そうなコメントも多かった。一部には、「一生続けてほしい」(『こち亀』へのコメント、31歳)というコメントもあり、こちらも本音といえそう。長く続けば続くほど、終わってほしくない気持ちと最終回が見たい気持ちが入り混じるのがファン心理だろう。あなたの思い入れのある作品はランクインしただろうか。

(小笠原敦)

※当記事は2016年04月15日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。