【モスクワ時事】ロシアは熊本地震について、緊急援助隊の派遣も視野に、事態を注視しているもようだ。実際に人的支援を行うかは、被害状況や受け入れ態勢によって決まるが、東日本大震災では、ロシアの派遣した約160人が被災地の宮城県で活動した実績がある。

 ラブロフ外相は訪日中の15日、岸田文雄外相との記者会見で「隣国日本の要請があれば、こうした事態に支援に駆け付ける用意がある」と発言。「地震被害と犠牲者に心からお見舞いを申し上げる」と述べ、被災地への配慮を忘れなかった。