支援表明や哀悼続々=海外も関心高く―熊本地震 | ニコニコニュース

 被害が拡大している熊本地震は海外でも関心が高く、各国から被災者支援を申し出る声や犠牲者への哀悼が相次いでいる。

 米国は「要請があればあらゆる支援を提供する用意がある」(国務省報道官)と強調。米軍による災害支援に向けた調整を日本側と進めている。キャメロン英首相は「熊本からのニュースに悲しんでいる。支援できることは何でもする」とツイッターにつづった。タイも支援の用意を表明。韓国政府は、日本に滞在する韓国人のための支援チームを17日に現地へ派遣すると発表した。

 中国外務省の陸慷報道局長は「犠牲者への哀悼、家族と負傷者へのお見舞いの意」を表明。ロシアのプーチン大統領は安倍晋三首相に「九州で相次ぐ大地震で多くの犠牲者が出ていることに哀悼の意」を示した。ウクライナやマレーシアの首脳もツイッターに哀悼のメッセージを記した。

 台湾の馬英九総統は安倍首相にお見舞いの書簡を送付。蔡英文次期総統も「被害が最小限に抑えられ、日本の友人たちが無事であるよう願う」とのコメントを出した。フランスは「悲痛にも強い地震が続いて大規模な被害が出た」(外務省)として、日本の政府と国民に哀悼の意を示した。欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)は「日本は天災に際して常に復興を遂げる力を証明してきた」と激励した。

 一方、ドイツ外務省は、余震の恐れがあるとして熊本、大分両県を訪れないよう国民に勧告。両県滞在中のドイツ人に対し、日本の警察などの指示に従うよう求めた。