全国的には減ってるのに...福岡で何故か「開かずの踏切」増加の怪 | ニコニコニュース

画像はイメージです(mxmstryoさん撮影、Flickrより)
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[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年4月7日放送の「特報THEスライドショー・赤版」のコーナーで、開かずの踏切について取り上げました。

「開かずの踏切」とは、ピーク時の遮断時間が1時間あたり40分以上の踏切のことを言い、通常の踏切よりも事故率が4倍にもなるそうです。

この開かずの踏切は全国区的には減少傾向にあり、2004年589か所あったものが約550か所に減る見通しとなっているそうです。しかし、九州では今まで3か所だった開かずの踏切が8か所にまで増加しているそうです。それもこの8か所が全て福岡市とその近郊に集中しているようです。

全国的に減少している開かずの踏切、なのに何故福岡県は増えてしまうことになったのでしょうか。

人口増加と繋がっていた

福岡県の開かずの踏切は、JR鹿児島線の約7㎞に集中し、周辺の人口増加で運行本数が増えたことや近くにある車両基地に向かう列車も通ることが原因とされています。

実際に開かずの踏切と言われている踏切を調べてみると、1度遮断機が下りると7分間閉まったままで、次に開いた時は20秒しか開かなく車はほとんど渡れない状態が続いていました。

踏切によっては住民の要望で歩道橋を設置したのですが、エレベーターがないため高齢者や体の不自由な人は使いづらいという意見があり、うまく利用されていないそうです。

その他、高架橋や立体交差させるには1か所の費用が約40億円、工期も9~10年かかるということで、すぐに対応できるというものではないそうです。

私が以前通っていた会社も、この開かずの踏切の近くにあり、1度踏切が閉まったら長時間渡れないという経験をしたことがあります。急いでいる人や我慢できないという人が踏切をくぐろうとして注意されるという風景も見たことあります。子供などが通学に使うこともあるので、どうにかして開かずの踏切は解消して欲しいです。(ライター:ぴよこ)