「スマホあるから、タブレットはいらない」が本音…iPad人気に陰りも | ニコニコニュース

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タブレットは消えゆく定めに?

スマートフォンの大画面化にしたがって、iPad miniをはじめとするコンパクトサイズのタブレットは売れなくなるといわれてきました。いざふたを開けてみれば、日本国内でも市場の頭打ちという厳しい現状が明らかになっていますよ!

MMD研究所は、日本全国の20代から50代の男女6,497人を対象として、先月末に「2016年タブレット端末に関する定点調査」を実施。これまで毎年のように伸びてきたタブレット端末の所有率が、初めて減少に転じ、32.4%にとどまったことが発表されています。まだなにもタブレット端末を使っていない調査対象者のうち、これから購入したいと答えたのは28.2%。前年や前々年の同時期に実施された調査と比較して、大きく下がっています。

一時はパソコン、スマートフォンに続いて、第3の必須アイテムになると普及への大きな期待まで表明されていたタブレット。それが市場の急失速という段階を迎えてしまったみたいです。同調査では、新たにタブレットがほしいと思わない最大の理由として、トップに「パソコンがあるから必要ない」および「スマートフォンがあるから必要ない」が入っており、タブレットならではの存在意義を打ち出せていないことが、主な原因になっている様子もうかがえます…。

ちなみに、日本国内のタブレットユーザーが使用している機種ですが、二強となるiPadもNexusも、年を追うごとにシェアを落とし続けています。ところが、なんとなく振るわないタブレット市場において、いまもっとも伸びているのが、マイクロソフトのSurfaceシリーズ。まだ全体的な利用者数こそ少ないものの、過去2年間でユーザーは倍増する勢いを見せています。頭打ちとなったiPadやAndroidタブレットの陰で、Windowsタブレットが、今後メキメキと頭角を現わしてくるのかもしれません。

source: MMD研究所

(湯木進悟)


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