マンガ・アニメに熱狂的なオタクの認知が高まると共に、最近になって表舞台に出てきた「腐女子」。男性同士がいわゆる「恋仲」になっている妄想を楽しむ女性のことですが、まだまだマイノリティな趣味であるがゆえに「腐女子」であることを隠している女性は多いです。そこで、今回は男子大学生を対象に、こんな質問をしてみました。
■彼女が実は隠れ腐女子（ボーイズラブが趣味の女性）だったらイヤですか？ アリですか？
アリ……50.0％
イヤ……50.0％
なんと意見はキレイに真っ二つ！ 昨今、マンガ・アニメなどサブカル系の趣味への理解が高まっていると同時に、腐女子への理解も得られるようになってきていると考えるべきでしょうか。では、それぞれの詳しい内容を見ていきましょう。
●アリ派……「気にならない」「個人の趣味だから」
・相手の趣味なのでわざわざ言う必要はないと思うから。表にあからさまに出さなければ大丈夫（男性／20歳／大学2年生）
・自分を巻き込むことがなければ、彼女として受け入れるのは当然だと思うから（男性／22歳／大学4年生）
・その人の個性で特に危害もないから（男性／21歳／短大・専門学校生）
・彼女の愛が真実であるならば気にする必要はない（男性／21歳／大学3年生）
彼女が特殊な趣味を持っていてもまったく気にならない、という意見。彼氏がこう言ってくれたら、彼女としてはきっと安心することでしょう。
●アリ派：その他の意見
・自分も似たようなものを好きでありわかり合えると思うから（男性／21歳／大学3年生）
・自分もオタクだから否定はしない（男性／19歳／短大・専門学校生）
・彼女の趣味で引くような人は彼氏に向いてない（男性／20歳／大学2年生）
似た趣味を持っているからこそ理解できる、という意見は、マンガ・アニメの一般化した現代においてはそれなりに支持が得られるかもしれませんね。
●イヤ派……「受け入れられない」「引く」
・ボーイズラブの良さに共感できないし、引いてしまう（男性／24歳／大学4年生）
・男子校出身なのでそのような目で見られるのが生理的に受けつけない（男性／25歳／大学院生）
・思ってもみないことだから、幻滅してしまいそう（男性／21歳／大学3年生）
ボーイズラブは対象が「男性」ですから、それに対して抵抗感を覚える人は当然多いでしょう。
●イヤ派：その他の意見
・話についていけなそうだから（男性／22歳／大学4年生）
・別に嫌ではないけど隠して欲しくないから（男性／22歳／大学4年生）
・自分と考え方が違うのでこれから上手くいかないことも多いと思うから（男性／20歳／短大・専門学校生）
ボーイズラブが嫌なのではなく「隠しごとをしていた」のが嫌、という意見もありました。
ボーイズラブが好きなのを、ただの個人の趣味だ、と受け入れられる人がいる一方で、彼女が「腐女子」と知った途端に引いてしまう男性もいるようです。同じ女性の中でも理解がない人もいますから、異性となるとなおさら難しい部分がありますよね。
（ファナティック）
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2016年3月28日~2016年3月30日
調査人数：男子大学生198人