ロシア軍、氷塊空爆=河川氾濫で異例の作戦

 【モスクワ時事】ロシア北部ボログダ州で、春の雪解け水が氷塊でせき止められて河川が氾濫した。集落が浸水し、6000人以上が被災。ロシア軍は18、19の両日、スホイ34戦闘爆撃機を投入し、氷塊を空爆する異例の作戦を展開した。

 氷塊への空爆は、下流域の北部アルハンゲリスク州でも実施。このほか、爆薬で氷塊を破壊する治水作業も並行して進められ、プチコフ非常事態相は19日、記者団に「河川の水位が13センチ低下した」と成果を強調した。