【レポート】INTERMOLD 2016 - 金属3Dプリンタ+射出成形機でプラスチック成形革命 | ニコニコニュース

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4月20日から23日まで、インテックス大阪にて「INTERMOLD 2016/金型展2016」ならびに「金属プレス加工技術展2016」が開催されている。同展では前回を上回る440社・団体が出展、4日間で5万人の来場を見込んでいる。

本稿では多彩な出展者の中から、ソディックのブース内容を紹介する。

○金属3Dプリンタ+射出成形機で革命を起こす

同社ブースでは「プラスチック成形革命」をテーマとし、金属3Dプリンタ「OPM250L」と射出成形機「GL60」を組み合わせたソリューションを提案している。 OPM250Lで金型を出力し、GL60での射出成形に活用するというわけだ。

OPM250Lを金型製作に利用するメリットとしては、1)通常2次元的にしか配置できない冷却配管を3次元的に自在に配置することができる、2)今までの加工機では作れなかった冷却配管の配置により成形品の変形量を抑えることが可能、などがある。また、OMP250Lを2台使用した場合、リードタイムを55%削減可能だとする。

一方のGL60は同社のV-LINE方式を採用。同方式は樹脂を計量後、通路を遮断、射出動作を行うため、正確な充填量をキープすることができる。これにより、より安定した成形が可能となる。ソディックは、同製品を用いることで、成形サイクルを従来比21%削減できるとしている。

ソディックのブースではこのほか、新製品のワイヤ放電加工機「AL400G」も見ることができる。

(神山翔)