配管から汚染水漏れ=タンクせきの外、移送中―福島第1

 東京電力は20日、福島第1原発で汚染水を移送する配管から水がしたたり落ちていたと発表した。原子力規制庁によると、漏れたのはセシウムなどを含む汚染水と確認された。保管用タンクの周囲に設置されたせきの外側で、1秒に1滴程度したたっていたという。

 規制庁によると、漏れた汚染水に含まれるセシウム134は1リットル当たり1100ベクレルで、法令上の濃度限度の18倍。セシウム137は同5100ベクレルで、同56倍だった。