パリ協定で署名式=温室ガス削減へ174カ国・機構―国連

 【ニューヨーク時事】昨年末の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で採択された、温室効果ガス削減目標の新たな国際枠組み「パリ協定」の署名式が22日、173カ国と欧州連合(EU)の代表が参加し、ニューヨークの国連本部で行われた。署名期間は2017年4月21日までの1年。初日の式典で署名する国・機構の数としては、国際協定史上最多で、早期発効へ弾みがつくと期待されている。

 国連の潘基文事務総長は開幕演説で「われわれは時間との闘いの中にいる」と述べ、協定の速やかな発効のため、すべての国に批准を急ぐよう要請した。