香川(中央)の先制ゴールを喜ぶドルトムントの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第31節が23日に行われ、シュトゥットガルトと日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。香川はリーグ戦3試合連続で先発出場となった。  リーグ戦は今節を含めて残り4試合。後半戦に入って10勝3分けと未だ無敗を維持しているドルトムント(勝ち点71)は、首位バイエルン(勝ち点78)と勝ち点差「7」で2位につけてる。今節は敵地に乗り込んで15位シュトゥットガルトとの一戦。逆転優勝への望みを繋ぐため、しっかり勝ち点3を挙げておきたいところ。  試合は開始21分にドルトムントの先制で動く。左サイドを突破したヘンリク・ムヒタリアンがグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ香川が、倒れ込みながらも右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。香川はリーグ戦2試合ぶりのゴールで、今シーズン8点目となった。 [caption id="attachment_434456" align="alignnone" width="800"] 先制ゴールを決めた香川。今季リーグ戦8点目となった [写真]=Bongarts/Getty Images[/caption]  優位に試合を進めるドルトムントは前半終了間際にリードを広げる。45分、ムヒタリアンがペナルティエリア手前ゴール正面で右足を振り抜くが、ミドルシュートは相手GKプジェミスワフ・ティトンに弾き返される。だが、こぼれ球に反応したクリスチャン・プリシッチが左足で押し込んで追加点を獲得。17歳のプリシッチはブンデス初ゴールを記録した前節に続き、2試合連続ゴールとなった。前半はドルトムントが2点リードで折り返す。 [caption id="attachment_434457" align="alignnone" width="800"] 追加点を挙げた17歳のプリシッチ。前節でのブンデス初得点に続く2戦連発となった [写真]=Bongarts/Getty Images[/caption]  後半56分、ドルトムントが追加点を挙げる。香川がエリア内左で相手DFを1人かわしてクロスを入れると、中央のアドリアン・ラモスがヘディングシュート。これはGKティトンに阻まれるが、セカンドボールを拾ったムヒタリアンが、左足シュートをゴール左隅に突き刺した。 [caption id="attachment_434458" align="alignnone" width="800"] チーム3点目を挙げたムヒタリアン。この日は全得点に絡んだ [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images[/caption]  3点差をつけられたシュトゥットガルトは62分、ルーカス・ルップとエミリアーノ・インスアを下げて、アレクサンドル・マキシムとゲオルグ・ニーダーマイヤーを投入。ドルトムントも76分、マルコ・ロイスとプリシッチに代えて、マルセル・シュメルツァーともリッツ・ライトナーをピッチに送り出す。  さらにシュトゥットガルトは80分、フェデリコ・バルバを下げてフィリップ・ハイゼを投入した。ドルトムントも82分にユリアン・ヴァイグルに代えてヌリ・シャヒンを送り出した。  試合はこのまま動かず、ドルトムントが3-0で快勝。2連勝で無敗記録を14試合に伸ばした。一方のシュトゥットガルトは3連敗で6試合白星から遠ざかる結果となった。なお、香川はフル出場を果たした。  シュトゥットガルトは次節、5月2日にアウェーでブレーメンと対戦。ドルトムントは4月30日にヴォルフスブルクをホームに迎える。 【スコア】 シュトゥットガルト 0-3 ドルトムント 【得点者】 0-1 21分 香川真司(ドルトムント) 0-2 45分 クリスチャン・プリシッチ(ドルトムント) 0-3 56分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント) 【関連記事】 ●本田圭佑が熊本県に1000万円を寄付「それぞれができることを行動に」 ●ドルトの新星、17歳MFプリシッチが初ゴール…ブンデス新記録樹立 ●ボランチで定位置確保…コヴァチ監督「長谷部はサイドバックではない」 ●レスター岡崎の「英語力」は合格点?…ラニエリ監督「素晴らしいよ」 ●リオ五輪のグループリーグ初戦で戦うU-23ナイジェリア代表ってどのくらい強いの?(サッカーキング・オピニオン)