渡辺謙に竹中直人、薄毛でもカッコいい“ハゲメン”芸能人たち | ニコニコニュース

「斎藤さんだぞ!」でおなじみのお笑いコンビ・トレンディエンジェルが好調だ。彼らのコンビ結成は2004年。当初はお互いの「ハゲ」についてまったく触れない漫才だったという。しかし、先輩芸人のダイノジ大谷ノブ彦(43)から「まずそれを処理しないとお客さんが困惑するだろ!」の助言を受け、ハゲをネタとして扱うように。「少年よ、毛根をひらけ」「石の上にも3年、ハゲの上には3本」などハゲフレーズをフル活用して2015年にはM-1王者にまでのぼり詰めた。見事、ハゲを長所に変えてしまった彼らだが、ほかにも芸能界には薄毛でもイケメンといわれる「ハゲメン」は多い。ここでは薄毛に負けないハゲメン芸能人を紹介しよう。

 まずは世界に誇る日本の名優・渡辺謙(56)だ。彼の薄毛が目立つようになったのはおそらく2000年に出演したドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)あたり。2003年のハリウッド映画『ラストサムライ』での剃髪姿をキッカケに現在の髪型になったようだ。いまや短髪スタイルは彼のトレードマークだ。

 NHK大河ドラマ『真田丸』で「黙れ小童!」と一喝する室賀正武の熱演が好評だった西村雅彦(55)も、ハゲメン俳優である。彼も渡辺と同じく前から「来た」タイプで、いわゆるM字ハゲ。世間に名が知られるようになった1994年から始まったドラマ『古畑任三郎シリーズ』(フジテレビ系)からあのヘアスタイルなので、若い頃から「来て」いたのだろう。近年は渋みのある演技派として定着。「髪型がセクシー」という女性ファンの嬉しい声も多い。

 同じく演技派俳優からは竹中直人(60)、高橋克実(55)、火野正平(66)もイケてるハゲのカテゴリー。とくに、火野は「握手するだけで妊娠する」と噂が立つほどのモテ男だ。1977年スタートの『必殺シリーズ』の頃から頭部のアヤシい兆候はあったものの、数多の有名女優と浮き名を流しワイドショーを賑わせた。彼のハゲ頭はみなぎる男性ホルモンの証なのかもしれない。

 そして意外にも「実はハゲメン」と評価されているのが江頭2:50(50)だ。江頭がハゲたのは、かつてテリー伊藤(66)が考案した「毛ー1グランプリ」に出場してから。毛ー1とは、どちらが多く髪の毛を抜けるかというバカ企画で、人一倍無茶をしたエガちゃんが勝利。だが、それ以降、毛が生えなくなってしまったのだとか。さすが「1クールのレギュラーより1回の伝説」のエガちゃんだ。彼のハゲ散らかした頭は笑いの勲章なのである。

 ハゲメンがなぜ人気者ばかりなのか? 彼らに共通するのは、帽子やカツラで誤摩化さない潔さだ。それに、大半の女性は男性のハゲについて「清潔感があり」「似合っていれば」そこまで気にしていないというアンケート結果もある。ハゲはハンデにあらず。最近、薄毛が気になっている男性は、むしろ思い切ってボウズにチャレンジしてみてはいかがだろう?