高市早苗総務相は26日の閣議後の記者会見で、5月11日から6月3日まで全国で発売されるドリームジャンボ宝くじの収益金について、復旧・復興事業で多額の資金が必要となる熊本地震被災地に重点配分する方針を発表した。宝くじには「熊本地震被災地支援」と記され、県のマスコットキャラクター「くまモン」のイラストが入る。総務相は「多くの皆さんに宝くじを買っていただき、被災地支援につなげてほしい」と呼び掛けた。

 今回のドリームジャンボ宝くじは750億円の発売額を計画しており、うち100億円を被災地支援分と位置付ける。当せん金などを引いた収益金は約40億円に上る見込みで、熊本地震の被災地に配分する。

 過去の地震では、2012年発売のグリーンジャンボ宝くじの収益金の一部を東日本大震災被災地に重点的に配分したケースなどがある。