サムスン、新型NANDフラッシュメモリを2017年よりアップルに供給開始か | GGSOKU - ガジェット速報

ETNewsは19日(現地時間)、韓国サムスンがNANDフラッシュメモリの米アップルへの供給再開を目指し、新技術の開発に取り組んでいる模様と報じています。

93 NAND flush memori image

ETNewsによると、サムスンは現在、ProtecやHansol Chemical、Ntriumの韓国企業3社に加え、米Asymtecと協力し、EMI(Electro Magnetic Interface / 電磁妨害)を遮断する新技術の開発を進めているとのことです。

開発されている技術は、不活性ガスと放電現象を利用して物体の表面上に薄い被膜を形成するスパッタリングと呼ばれる従来的な技法に代わるものであり、EMI遮断特性のある物質を、直接物体に吹き付けることで薄膜を形成するスプレー法と呼ばれる技術になると伝えられています。

上述の4社のうち、ProtecおよびAsymtecについてはスプレー装置の開発を担当し、Hansol ChemicalおよびNtriumに関しては、実際に物体に吹き付ける素材の開発に注力している模様です。

93 SK hynix NAND flush memory

なおETNewsは今回、この新技術を採用したNANDフラッシュメモリが実際に供給され始めるのは2017年以降となることに加え、現在アップルにNANDメモリを供給している韓国SK hynixも、まったく同一の技術を開発中であることを指摘しています。

ストレージ用メモリにおいてサムスンとアップルの関係が途絶してから、はや4年。はたしてサムスンは、SK hynixなどの競合を押し退けて再びアップルと “仲直り” することはできるのでしょうか。

[ETNews via Phone Arena]