5月8日の「母の日」を前に、カーネーションの輸入がピークを迎えている。成田空港に近い切り花専門商社「クラシック」(千葉県芝山町)では27日、出荷に向け作業に追われた。

 同社によると、5月初めまでの2週間は通常の2〜3倍程度のカーネーションを扱う。同社は国内で15%のシェアを持ち、今年は昨年並みの700万本を全国の市場に向けて出荷する予定。

 東京税関成田支署によると、カーネーションは国内産が減少を続ける一方、輸入品は増加傾向にあり、2015年の輸入額は過去最高の約109億円に上った。原産国は年間を通じて安定した天候で栽培され、品質が良いコロンビア産が7割以上を占めるという。 

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