インターネット高速化に効くWindowsコマンド | ニコニコニュース

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ネットサーフィンをしている時、ネットワークに接続する速度が遅くなることがある。PCやルータを再起動しても問題が解決しないことがあるが、そうした場合はfossBytesに4月26日(米国時間)に掲載された記事「Speed Up Internet Using CMD (Command Prompt)」が役に立つかもしれない。記事では、こうしたインターネットの速度にまつわる問題を解決できる可能性があるWindowsのコマンドを取り上ている。

紹介されているコマンドの使い方は次のとおり。

・「ipconfig /all」でデフォルトゲートウェイのIPアドレスを確認してから、「ping -t ゲートウェアのIPアドレス」でデフォルトゲートウェアへのルートの速度を確認する。
・Wi-Fi接続などでネットワークを利用している場合は「ipconfig /renew」のようにしてIPアドレスのリリースと再取得を実施する。Wi-Fiのシグナルの強さにも依存するが、一時的に接続速度が高速化することがある
・キャッシュしているDNSリゾルバデータが遅さの原因になっていることがある。「ipconfig /flushdns」と実行してDNSリゾルバキャッシュを削除している。削除直後は多少遅くなるがキャッシュされた後は高速に動作するようになる
・「netsh interface tcp show global」と実行してTCPグローバルパラメータを表示させ、「受信ウィンドウ自動チューニングレベル(Receive Window Auto-Tuning Level)」が「normal」になっていない場合は「netsh int tcp set global autotuninglevel=normal」と実行して有効化する
・「netsh interface tcp show heuristics」と実行してTCPウィンドウスケーリングヒューリスティックを表示させ、「ウィンドウスケーリングヒューリスティック」の値が「disabled」になっていない場合は、「netsh interface tcp set heuristics disabled」と実行して無効化する

一部の設定変更はユーザー権限では実行できず、管理者権限で実行する必要がある。コマンドプロンプトを管理者権限で起動するなどしてからコマンドを実行することで、設定変更を実施することができる。

(後藤大地)