大使館員4人、自衛隊機で退避=南スーダンからジブチへ

 防衛省は、治安情勢が悪化している南スーダンの首都ジュバに滞在していた日本大使館員4人について、現地時間14日に自衛隊輸送機C130で近隣国ジブチまで退避させたことを明らかにした。

 同省によると、ジブチに派遣した3機のC130のうち1機を14日、ジュバまで飛ばし、4人を乗せて無事にジブチに戻った。一方、国連平和維持活動(PKO)で南スーダンに派遣されている陸上自衛隊による邦人の陸上輸送は見送られた。

 同省は現地の治安について、現在は比較的落ち着いていると説明。13日には国際協力機構(JICA)関係者ら邦人47人が、ジュバからチャーター機でケニアの首都ナイロビに退避している。