【オリコン上半期】音楽DVDが5期ぶりプラス メーカー別はエイベックスが1位 | ニコニコニュース

上半期の音楽ソフト売上メーカー別はエイベックスが5期連続1位
オリコン

 オリコンは14日、2016年上半期の音楽ソフト(シングル、アルバム、音楽DVD、音楽Blu-ray)の売り上げをまとめた市場レポートを発表した。音楽映像ソフト(音楽DVD、音楽Blu-ray)が前年同期比115.4%と好調で、総売上高は1450.1億円(前年同期比99.3%)と微減にとどまった。

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 音楽映像ソフトは、音楽DVDが265.6億円(同113.6%)、音楽Blu-rayが171.6億円(同118.3%)、全体では437.2億円(同115.4%)と好調。近年、Blu-rayへの移行もあり、減少傾向にあった音楽DVDは5期ぶりにプラスに転じた。要因としては、嵐『ARASHI BLAST in Miyagi』を筆頭に、Kis-My-Ft2『2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD』、EXILE『EXILE LIVE TOUR 2015“AMAZING WORLD”』など、DVDの売上枚数が多いアーティストが上位を占めたことが考えられる。

 音楽BDは伸び率が緩やかになってきたものの右肩上がりに成長。音楽BDの上半期市場レポートを発表した2010年以降、6期連続で前年同期比超えを達成している。

 市場全体の7割を占めるオーディオソフトは、シングルが262.3億円(同90.6%)、アルバムが750.7億円(同94.8%)、全体では1012.9億円(同93.7%)と減少した。シングルは、AKB48の2作品がミリオンを達成、欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」が女性アーティストのデビューシングル歴代最高の初週26.2万枚を記録する台頭もあり、上位10作品の売上高は82.0億円(同101.4%)と微増したが、5万枚以上10万枚未満の作品数が2015年の37作(32.2億円)に対し、今年は16作(17.0億円)に減少した。

 メーカー別では、エイベックス・グループが2012年から5期連続で上半期1位に。昨年とほぼ同じ顔ぶれが並ぶなか、ワーナー・ミュージックジャパンがコブクロ『TIMELESS WORLD』、氷室京介『L’EPILOGUE』などのアルバムでヒットを出し、昨年9位→7位にランクアップ。ジャニーズ・エンタテイメントはNEWS『NEWS LIVE TOUR 2015 WHITE』、堂本光一『KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2015 Spiral WHITE』など音楽映像ソフトが寄与し、前年12位→10位に上昇した。