会社員が共感するのはどれ?お金のことわざTOP10 | ニコニコニュース

「金の切れ目が縁の切れ目」とはよく言ったもの。ビジネスの世界では当然ともいえる考え方のため、「共感できる!」と支持した人が多かった 画像提供/kelly marken / PIXTA(ピクスタ)
R25

普段からよく耳にする「お金にまつわることわざ」。お金の使い方への教訓や戒めを説いた言葉から、お金の怖さを描いた言葉まで、その内容は多岐にわたる。なかには、「座右の銘」として心に留めていることわざがあるという人もいるだろう。社会人になってお金を稼ぐようになると、「お金にまつわることわざ」は身に染みてわかるようにもなるもの。そこで「その通り!」と共感するお金のことわざについて、20~30代の独身男性会社員200人に調査した。

【もっと大きな画像や図表を見る】

●「その通り!」と共感するお金のことわざTOP10


(全16の項目から1~3位を選択してもらい、1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。R25調べ・協力/アイリサーチ)

1位 金の切れ目が縁の切れ目 234pt


2位 金持ち喧嘩せず 158pt
3位 いつまでもあると思うな親と金 137pt
4位 金は天下の回り物 129pt
5位 安物買いの銭失い 110pt
6位 一銭を笑う者は一銭に泣く 102pt
7位 朝寝坊は貧乏のもと(もしくは「早起きは三文の徳」) 93pt
8位 悪銭身に付かず 72pt
9位 地獄の沙汰も金次第 41pt
10位 親子の中でも金銭は他人 30pt

番外


11位 辛抱する木に金がなる 27pt
(辛抱強くコツコツ励めばいつかは成功し財産が持てるようになるということ)
12位 明日の百より今日の五十 22pt
(大きな話に乗るよりも、わずかでも今日確実に手に入るほうを受け取るのが賢明であるということ)

社会人として「金」と「人間関係」を実感することが多くなるのか、1位「金の切れ目が縁の切れ目」、3位「いつまでもあると思うな親と金」といったことわざが上位に。2位の「金持ち喧嘩せず」や4位「金は天下の回り物」はサラリーマンの悲哀が支持を集めた理由ともとれる。それぞれへのコメントを見ていこう。

【1位 金の切れ目が縁の切れ目】


(意味:金銭だけで成り立つ関係は、お金のあるうちはちやほやされるが、お金がなくなると終わりとなってしまうこと)

「実際に同じ境遇のともだちがいるから」(25歳)


「実例をいくつも見てきた」(29歳)
「芸能界やスポーツ界を見てるとそう思う」(33歳)
「金銭関係で犯罪にまで発展するから」(34歳)
「世の中的にも成り立っていると思う。融資できなくなったらそこでおしまいというのはよくあること」(32歳)
「結局、金」(38歳)

【2位 金持ち喧嘩せず】


(意味:喧嘩は損をしても得はしないと金持ちは知っているので、人と争うようなことはしないということ)

「金持ちは利益優先で物事を考えてそうだから」(32歳)


「他にしたいことが沢山あるので小さいなことには構ってられないから」(33歳)
「今まで見てきた気が短い人はほとんどが貧乏だったから」(36歳)
「子供の頃はこんなん嘘やろと思っていたけど、大人になるとそういう解決方法も正しいしお互いに納得できるなぁという気持ちになった」(38歳)
「お金持ちの人は余裕があると思う」(39歳)

【3位 いつまでもあると思うな親と金】


(意味:親と金はいずれなくなるものなので独立心を持ち倹約すべしということ)

「その通りとしか言いようがない」(30歳)


「時間と金の関係を簡潔に説明しているし、ほぼその通りになる」(32歳)
「いつかは尽きるということが現実としてあるから」(37歳)
「親がなくなってから気づいたから」(38歳)
「親はいつまでも健在ではなくまたお金もいずれはなくなる」(38歳)

【4位 金は天下の回り物】


(意味:お金は世の中を回っているものだから、いつかは自分のところにもやってくるかもしれないので、貧富は決まったものではない)

「金は使わなければ入ってこないから」(29歳)


「お金はしっかり世界中を回っていると感じるから」(29歳)
「自分が金を使えばその分回って自分に返ってくる」(29歳)
「使っていればいずれ戻ってくるのではという想像」(39歳)

【5位 安物買いの銭失い】


(意味:値段の安いものは質が悪いから結局買い替える羽目になり、かえって高くついて損をするということ)

「安いものは品質が劣っているから」(35歳)


「家電などで経験があるから」(35歳)

【6位 一銭を笑う者は一銭に泣く】


(意味:わずかなお金を粗末にする者はわずかなお金のために泣くことになるということ)

「例えば消費税分くらいの費用が足りないとき、ものが買えない、それが遠い場所で限定販売されてるものであれば、そんな悲しいことはない」(29歳)


「そういうことはよくある」(36歳)
「親からの教え」(39歳)

【7位 朝寝坊は貧乏のもと(もしくは「早起きは三文の徳」)】


(意味:朝寝坊しているようでは損することも多くなり、貧乏になって生活にも窮するようになる)

「余裕を持って行動できる」(32歳)


「1日得した気分」(32歳)
「時間をうまく使えないから」(36歳)
「早起きすると動きやすい」(39歳)

【8位 悪銭身に付かず】


(意味:不当な手段で得た金銭は、とかくつまらないことに使ってしまい残らないもの)

「破滅した人を知っている」(32歳)


「臨時で得たものほど、身に付かず、離れていってしまう気がするから」(32歳)
「自分の経験からでギャンブルで稼いだ金を風俗に使ってしまい借金するはめになった」(37歳)

【9位 地獄の沙汰も金次第】


(意味:金のチカラは万能であるということ)

「金がなければ行動に移したくても移せないから」(23歳)


「やはり、世の中金だと思う。金があれば大抵のことはできる」(25歳)
「お金で解決できることが多い」(36歳)

【10位 親子の中でも金銭は他人】


(意味:たとえ親子の間柄でも金銭に関しては他人と同じようにけじめをしっかりつけるべきだということ)

「親子であっても考えが違えば、それを尊重し合う方が良い」(38歳)


「家族だからといってだらしなくすると管理面とかもだらしなくなるし浪費とかしそうだから」(30歳)

自らの人生を振り返ると、いくつかは教訓として得た経験があるようで、それぞれのコメントはどれも共感できる声ばかり。また、今は選ばなかったことわざでも、社会人経験を続けていけば、何かのきっかけで実感することもあるかもしれない。先人たちが残した知恵を活用したいものだ。

(小笠原敦)

※当記事は2016年07月14日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。