総務省は15日、先の参院選の確定値を発表した。それによると、社民党の比例代表での得票率は2.74%で、「得票率2%以上」の政党要件をクリアし、6年後の参院選までは政党交付金を受ける資格を確保した。

 参院選で社民党は、吉田忠智党首が落選して「国会議員5人以上」の要件を失った。同党は2013年の参院選でも比例で2%以上の得票があり、19年まで政党要件を満たすことが決まっていたが、22年まで延長された。

 一方、生活の党は比例の得票率が1.91%で2%に届かなかったものの、岩手、新潟両選挙区で党籍を持つ無所属候補が当選したため、「国会議員5人以上」の要件は維持できる見通し。日本のこころを大切にする党も1.31%の得票率にとどまったが、同党は14年の衆院選比例代表で2%以上の得票があるため、政党として存続する。