せつない描写がいっぱい! 泣けるおすすめアニメ10選 | ニコニコニュース

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人生には、悲しいことや辛いこともつきものです。ときには落ち込んでしまったり、訳もなくもやもやしてしまうこともあるでしょう。そんなときは涙を流してすっきりしませんか? 今回は泣けるおすすめのアニメを集めてみました。「アニメが大好き」な方にも「普段アニメは見ないけれど、感動したい」という方にもおすすめですのでぜひチェックしてみてください。■ラスト手前から目が離せません。【一週間フレンズ。】

人と関わろうとせず、いつもクラスで一人の藤宮香織のことが気になる主人公の長谷祐樹。彼は香織に、「友だちになってください」と声をかけます。気持ちはうれしいけど、友だちを作れないという香織。それでも祐樹は「友だちじゃなくてもいいから」と、毎日屋上で昼食を共にする約束をしました。徐々に打ち解けていく二人でしたが、ある日香織から「もう私に話しかけないで」と告げられます。突然のことに戸惑う祐樹に、香織から告げられた真実は、二人で過ごした記憶は、月曜日には香織の中から消えてしまうというものでした。

ピュアでほんわかとした雰囲気の中で、二人の関係がゆっくりと変化していきます。重すぎず軽すぎないストーリーで、最後はきれいにまとまっていました。後半からの新しい展開や、祐樹と香織以外のクラスメイトたちの関係にも注目です。ラスト手前からラストにかけての感動シーンは、涙なしには見られません。

監督:岩崎太郎
脚本:葉月抹茶
制作:「一週間フレンズ。」製作委員会
音楽:戸田色音
出演者:長谷祐樹:山谷祥生、藤宮香織:雨宮天、桐生将吾:細谷佳正、山岸沙希:大久保瑠美、藤宮志穂:中原麻衣、井上潤:間島淳司、九条一:浅沼晋太郎

■とにかく泣きたいなら【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】は外せません!

引きこもりのような生活をする主人公宿海仁太(通称・じんたん)の前に、幼い頃に死んでしまった、幼馴染の本間芽衣子(通称・めんま)の幽霊が現れるところから、物語は始まります。めんまには願いがあり、それをじんたんに叶えてほしいのだとお願いします。戸惑いながらも、めんまの願いを叶えようと行動するじんたん。じんたんとめんまの二人を含む幼馴染たち6人で結成した「超平和バスターズ」というグループのメンバーたちが織り成す、恋と青春の物語です。

幼馴染の死を経験する「超平和バスターズ」それぞれが抱える悩みや罪の意識、そして恋心……甘いだけではなく、それぞれの思いに毎回胸が締め付けられます。とくに幽霊であるめんまが最終的にどうなるのかを描いたクライマックスシーンは、何度見ても号泣ものです。

監督:長井龍雪

脚本:超平和バスターズ
制作:「あの花」製作委員会
音楽:REMEDIOS
出演者:じんたん(宿海仁太):入野自由、めんま(本間芽衣子):茅野愛衣、あなる(安城鳴子):戸松遥、ゆきあつ(松雪集):櫻井孝宏、つるこ(鶴見知利子):早見沙織、ぽっぽ(久川鉄道):近藤孝行

■登場人物それぞれのエピソードがおもしろい【凪のあすから】

【凪のあすから】は、その昔人間はみな、海の中に住んでいたという設定のお話です。海で暮らせるようにと、海神様から「羽衣」をもらい生活をしていましたが、陸に憧れをもった一部の人々は、「羽衣」を捨てて海を出ていきます。主人公の先島光は海に住む中学生です。通っていた海の中学校が廃校になり、友人の向井戸まなかたちと渋々陸の学校に通うことになりました。転校初日、漁船の網に引き上げられたまなかは、地上の少年、木原紡と不思議な出会いを果たします。海に住んでいた中学生たちと、陸の住人、そして海の住人たちの間で展開される不思議な世界での物語です。

2クールで完結の作品ですが、ちょうど後半に入った辺りで物語が急激に加速します。登場人物のひとりひとりに泣けるエピソードがあり、最終話というよりは数話に一回という感じで泣ける要素が散りばめられています。海に人が住んでいるなどの設定を利用した、人間関係の変化もおもしろいです。 海の中の村など、絵もきれいなのでおすすめです。

監督:篠原俊哉
脚本:project-118
制作:凪のあすから製作委員会

出演者:先島光:花江夏樹、向井戸まなか:花澤香菜、比良平ちさき:茅野愛衣、伊佐木要:逢坂良太、木原紡:石川界人、潮留美海:小松未可子、久沼さゆ:石原夏織、先島あかり:名塚佳織、先島灯:天田益男、潮留至:間島淳司、木原勇:清川元夢、うろこ様:鳥海浩輔

■時空を超えて紡がれる切ない物語【STEINS;GATE】

主人公は厨二病の大学生 岡部倫太郎(自称:狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院 凶真)。本人いわく、常に『機関』から追われている。そのため幼馴染の椎名まゆり(自称:まゆしぃ☆)や橋田至(通称:ダル)とともに「未来ガジェット研究所」という発明サークルをつくり機関に対抗するガジェットを発明しているという本人設定です。実際に作り出されてきたものはガラクタばかりですが、ある日偶然過去にメールが送れるタイムマシンを作り出します。主人公と未来ガジェット研究所メンバーたちが織り成す、時空を超えた物語です。 1話からひきつけられて、目が離せない作品です。

主人公が厨二病であるなど、個性的な登場人物すべてに好感がもてます。そんなコミカルな登場人物の設定とは裏腹に、タイムマシンを使用することにより起こる世界の変化や秘密組織の存在など、科学要素やシリアスな内容で、泣きたい人以外にも楽しめるお話だと思います。泣きたい方は終盤に注目。タイムマシンの使用により、「未来ガジェット研究所」のとあるメンバーに起こる悲劇が衝撃的です。

監督:佐藤卓哉・浜崎博嗣・小林智樹

脚本:5pb./Nitroplus
制作:未来ガジェット研究所
音楽:阿保剛、村上純
出演者:岡部倫太郎:宮野真守、椎名まゆり:花澤香菜、橋田至:関智一、牧瀬紅莉栖:今井麻美

■【ブラック・ブレット】の主人公たちの頑張る姿は必見


この物語は、突如世界中に現れたウィルス性の寄生生物「ガストレア」と戦う、人類の物語です。人類はガストレアの嫌う金属の壁に囲われた「エリア」内での生活を強いられていました。稀にエリア内に侵入するガストレアの排除を仕事とする「民間警備会社」――通称民警。主人公の里見蓮太郎は、この民警で働いていました。ある日、東京エリアの最高責任者である聖天子によって多くの民警に招集がかかります。蓮太郎は、相棒の藍原延珠とともに、聖天子の依頼で東京エリア壊滅を企む男の計画の阻止に向かいます。強敵を前に蓮太郎は、ガストレアの謎や自分たち民警の存在意義についても考えさせられることになります。

正義感のある蓮太郎と延珠、それぞれの心の葛藤が見所です。高校二年生の蓮太郎と、10歳の延珠。年の差がある二人ですが、信頼関係はとにかく強いです。お互いを信じて頑張る姿や、辛いときに支え合う姿には毎回感動して、泣かされました。

監督:小島正幸

脚本:神崎紫電
制作:ブラック・ブレット製作委員会
音楽:鷺巣詩郎
出演者:里見蓮太郎:梶裕貴、藍原延珠:日高里菜、天童木更:堀江由衣、ティナ・スプラウト:黒沢ともよ、蛭子影胤:小山力也、蛭子小比奈:悠木碧、室戸菫:甲斐田裕子、聖天子:豊崎愛生

■友情物語+謎。【天体のメソッド】

父親と二人暮らしの小宮乃々香は都会から引っ越し、七年ぶりに故郷の霧弥湖町に帰ってきます。霧弥湖には、昔はなかった巨大な円盤が浮かんでいました。現れた当時は世界に混乱を生んだ円盤ですが、そこに留まるだけの円盤に人々の恐怖は次第に薄れ、乃々香がやって来る頃には町のシンボルとなっています。 ある日、乃々香が引っ越しの片付けをしていると、家のなかにノエルと名乗る不思議な少女が入り込んでいました。乃々香のことを知っている様子のノエル。一方乃々香のほうも、ノエルのことを知っているような気がしていました。乃々香とノエルを中心とした、青春群像劇です。

はじめは日常系のような感じで徐々に話が進んでいきますが、中盤で人間関係に変化が表れ、ハラハラとさせられます。

監督:迫井政行
脚本:カレイドシフト
制作:霧弥湖町観光協会
音楽:加藤達也
出演者:古宮乃々香:夏川椎菜、ノエル:水瀬いのり、水坂柚季:豊崎愛生、椎原こはる:佳村はるか、戸川汐音:小松未可子、水坂湊太:石川界人

■大人気ゲームがアニメに。気軽に楽しめる【星のカービィ】

ある日、呆れ返るほど平和なはずのプププビレッジで、羊が何者かに食い荒らされます。大きなタコのような生物がデデデ城に向かったのを目撃した村人は城に向かいますが、大王のデデデには取り合ってもらえません。困った村人は、予知能力のある岩の、カブーを頼りにします。彼によれば、「プププランドには魔獣が住み着いている」。このままではプププランドが滅びるというのです。そんなとき、プププビレッジに不時着した宇宙艇から出てきたのは、プププランドを魔獣から救う星の戦士、カービィでした。 任天堂のゲームでお馴染みの星のカービィのアニメ版です。

全100話構成で、子どもも大人も楽しめる全体的にはコミカルな内容。基本的に1話完結の作品です。ただところどころにシリアスな回が含まれており、泣けるシーンがいくつも存在します。ときに笑い、ときに泣き、気軽に楽しみたい方におすすめです。ゲームでは敵として登場するキャラクターのカービィへの心境や立ち位置にも注目です。

監督:吉川惣司

脚本:桜井政博
制作:中部日本放送、電通、ダイナメソッド、任天堂、ハル研究所
音楽:宮川彬良
出演者:カービィ、ホッヘ、リック:大本眞基子、デデデ大王:緒方賢一、エスカルゴン:龍田直樹、ナイトメア、カスタマーサービス:銀河万丈、フーム:吉田小百合、ブン、イロー:小松里歌、メタナイト、ボルン署長:私市淳

■主人公の成長の様子にも注目したいロボット系アニメ【天元突破グレンラガン】

自分たちの未来を勝ち取るために「グレンラガン」に乗り戦う少年たちにスポットを当てた、ロボット系アニメです。このアニメでは、人々の生活拠点は地中にあります。主人公のシモンやそのアニキ分であるカミナも、地中にある村で生活しています。村の天井は昔から開けてはいけないと言われていましたが、カミナはその先に、「地上」があると信じていました。ある日、天井からガンメンというメカが落ちてきたことで、地上があるとわかるカミナやシモン。シモンとカミナ、そしてガンメンを追ってきたヨーコ・リットナーは、シモンが偶然見つけていた小さなドリルで大きな顔の形をした謎のロボットを起動し、地上へと出ていきます。ガンメンがはびこる地上を旅しながら、力強く生きていく少年たちの物語です。 4部で構成されている、全27話のアニメです。

第1部最後の回8話ではシモンたちにとって、大きな転換期を迎えるできごとが起こります。8話の物語そのものも泣けますが、9話以降で、8話以前とタイトルが違っているところにも胸が締め付けられてしまいます。初めは頼りなかったシモンが、物語を通して成長していく様子も必見。カミナが残す数々の名セリフを通し、シモンの成長を感じられるところもグッときます。

監督:今石洋之
制作:テレビ東京、電通、アニプレックス、KDE-J
音楽:岩崎琢
出演者:シモン:柿原徹也、カミナ:小西克幸、ヨーコ・リットナー:井上麻里奈、ニア・テッペリン:福井裕佳梨、ヴィラル、ココ爺:檜山修之、リーロン・リットナー:小野坂昌也

■泣ける学園ものストーリー【失われた未来を求めて】


秋山奏は、幼馴染の佐々木佳織とともに天文学会に所属しています。ある日、遅くまで学校に残っていた奏は、校舎に響いた振動と音に気付き音の方へ駆けつけます。そこには謎の少女・古川 ゆいが倒れていました。ゆいは奏のことを知っている様子でしたが、倒れていた理由など、他のことについては覚えていないようでした。翌日天文学会に加入したゆい。天文学会は学校の治安維持を図っており、学生会からの依頼で「校内に現れる幽霊」・「眠り病」・「事故多発地区」などの事件を調査することになります。そんな天文学会を中心に描かれた、未来を変えるための物語です。

1話目から衝撃の展開でした。それ以降は謎が残されたままで数話に続くのですが、その謎が解けたあとはそれまでとは違う種類の感動と切なさがあります。全話見終わった後でそれまでの話を見返して見るのもおすすめです。原作は大人向けゲームなのですが、そのあたりを知らない方も楽しめると思います。

監督:ホソダナオト
脚本:アトリエハイキー
制作:内浜学園天文学会
音楽:羽鳥風画
出演者:秋山奏:寺島拓篤、古川ゆい:友永朱音、佐々木佳織:高田初美、支倉愛理:瑞沢渓、華宮凪沙:たみやすともえ

■東京を舞台に描かれた【東京マグニチュード8.0】

主人公の小野沢未来は、現在の生活になんとなく不満を感じている中学1年生の女の子です。弟・小野沢悠貴のお守りでお台場まできていたある日、マグニチュード8.0の大地震に襲われてしまいます。そんな中知り合ったバイク便ライダー・日下部真理に助けられ、行動を共にするようになります。混乱し地震で変わり果てた東京で、未来や悠貴、そして真里は自宅を目指し歩いていきます。

地震の大変さや、主人公の気持ちの変化を描いた物語です。 未来や悠貴たちが、さまざまな困難に会いながらも、一生懸命自宅を目指していく姿に目を離せません。物語中盤で、悠貴が疲労から体調を崩してしまいます。すぐに回復するのですが、その後再び倒れてしまうシーンなど、地震による街の悲惨な様子のほかにも緊迫したシーンが見られます。クライマックスからラストにかけては、涙・涙の連続です。

監督:橘正紀
制作:東京マグニチュード8.0製作委員会
音楽:大谷幸
出演者:小野沢未来:花村怜美、小野沢悠貴:小林由美子、日下部真理:甲斐田裕子

胸にぐっと来るおすすめのアニメを集めてみましたが、いかがでしたか? 性別や年齢、好みの違いなどもあるかと思いますが、少しでも参考になりましたら幸いです。思いっきり共感・感動して、涙とともに心の洗濯をしてください。