NVIDIAのエンジニアは猫を追い払うのにもディープラーニングを使うらしい

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ペットボトルより効きそう。

野良猫などが敷地にフンをしてしまう、いわゆる「フン害」。お庭がある家に住んでいる場合、悩まされている方もいらっしゃるかもしれません。

グラフィックボードなどで知られる、NVIDIAのエンジニア、Robert Bondさんもその1人。ガーデニングが趣味の奥様とともに、どこからともなく現れる猫に頭を抱えていたそうです。

とはいえ、暴力的に追い払うのもかわいそう。そう考えたBondさんは、なんとディープラーニングを活用することにしたとのこと。

具体的には、コンピュータにたくさんの猫の画像を見せてその形を記憶させ、監視カメラを設置した庭に、その「形」が入ってきたらスプリンクラーを起動させ水をまく、というやり方だそう。

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image via NVIDIA

当初は、Bondさん本人にもスプリンクラーが作動してしまったそうですが、徐々に精度を高め、ついには庭に猫が寄りつかなくなったそうです。

おそるべきディープラーニング。最終的には、「猫の形」ではなく、「猫がフンをしそうになっている形」にすれば、愛でる楽しみも残せていいかもしれません。

Top image by steve p2008 via Flickr

source: Robert Bond via NVIDIA

(渡邊徹則)