「正直、“味の差”がわからん」お酒TOP5 1位は… | ニコニコニュース

食事との相性もお酒のたしなみのひとつ。日本料理でもワインを合わせたり、自由な組み合わせが人気の昨今。「この料理にはこのお酒」というセオリーが決まっていたとしても、無理して合わせにいくのはもはや無粋かも!? 画像協力:dorry / PIXTA
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「このワイン高いんだよね!」「この焼酎美味いから飲んでみなよ!」…食事の席でよく聞く会話だ。勧めに従って飲んだアナタはこういうだろう。「美味しい!」。果たしてそれは本音だろうか? 正直、「味の差」なんてイマイチわからない人も多いことだろう。ましてや飲み慣れていない類いのものならなおさら。お世辞や気遣いとは裏腹に、「実際はそこまで味なんてわからない」というお酒はどれだけあるのだろうか。ビジネスマンの本音に迫った!(20~30歳男性会社員200人に調査、R25調べ。協力/アイリサーチ)。

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■実はイマイチ「味の差」がわからないお酒TOP5


※各カテゴリに対して4項目から単一回答。
※わからない率は「あまりわからないが、不味いものはわかる」「まったくわからない」の合計

1位:焼酎(わからない率74.0%)


・値段や善し悪しなどもわかる 5.5%
・美味しいか美味しくないかはわかる 20.5%
・あまりわからないが、不味いものはわかる 22.5%
・まったくわからない 51.5%

2位:ウイスキー(わからない率68.5%)


・値段や善し悪しなどもわかる 9.5%
・美味しいか美味しくないかはわかる 22.0%
・あまりわからないが、不味いものはわかる 18.5%
・まったくわからない 50.0%

3位:ワイン(わからない率65.5%)


・値段や善し悪しなどもわかる 6.5%
・美味しいか美味しくないかはわかる 28.0%
・あまりわからないが、不味いものはわかる 20.0%
・まったくわからない 45.5%

4位:日本酒(わからない率63.0%)


・値段や善し悪しなどもわかる 7.5%
・美味しいか美味しくないかはわかる 29.5%
・あまりわからないが、不味いものはわかる 15.5%
・まったくわからない 47.5%

5位:ビール(わからない率52.0%)


・値段や善し悪しなどもわかる 16.5%
・美味しいか美味しくないかはわかる 31.5%
・あまりわからないが、不味いものはわかる 19.5%
・まったくわからない 32.5%

1位は焼酎! 3人中2人はわからないというから衝撃だ。次いでウィスキーと、醸造酒に比べて蒸留酒の方が味の違いはわかりにくいかのかも? では翻って、こだわりのあるお酒に対してはどのように思っているのだろうか? 先の質問で「値段や善し悪しなどもわかる」「美味しいか美味しくないかはわかる」と答えた方に、「好きなお酒について、どんなこだわりがある?」と聞いたところによると、以下のような回答が寄せられた。

■ビール


「お酒の標準装備だと感じるため、こだわりを持って麦の味を風味を感じることのできるものが飲みたいから」(25歳)
「いつも飲み慣れているものだから、美味しいものを選びたい」(37歳)
「価格ではなく、製法や原材料などをしっかりチェックする」(31歳)
「飲む際には直前に少しだけ冷凍庫でキンキンに冷やしてのどごしとキレをより味わえるようこだわっている」(30歳)

■日本酒


「甘味があって飲みやすい日本酒にこだわっている」(23歳)
「安くておいしいものを探している」(39歳)
「生原酒や大吟醸と言った種類にこだわりがある」(29歳)

■ワイン


「フルボディで飲みやすいものの中から、料理に合わせた風味のものを飲む」(30歳)
「白ワイン。辛口は食事中に。甘口を食後に楽しむ。スイーツとドイツワインの甘口や、アイスワインは絶妙に合う」(31歳)
「甘口で渋みがなく飲みやすいこと」(39歳)

■ウィスキー


「香りがよく、ロックでおいしく飲めるもの」(37歳)
「スモーキーさを重視している」(27歳)
「ハイボールならメーカーにこだわる」(22歳)

■焼酎


「ロックでしか飲まない」(21歳)
「風味がちょうどよい」(37歳)
「香り」(33歳)

味がわからないお酒も多い一方、好きなものに関してはとことんこだわりたいという本音が見えてきた。味がわからないものを無理して理解しようとするのも苦しいはず。「おいしい」と感じたお酒をいろいろ試してみるのが、お酒の味がわかる大人への近道といえるのかもしれない。

(吉々是良)

※当記事は2017年03月09日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。