【ソウル時事】韓国最大野党「共に民主党」前代表で5月上旬に見込まれる次期大統領選の有力候補、文在寅氏は12日、ソウル市内の党本部で記者会見し、朴槿恵前大統領に対し「一日も早く憲法裁判所の罷免決定に承服する意思を表明することが国民に対する道理だ」と呼び掛けた。

 朴氏支持派が罷免に反対する集会を連日開き、一部が暴徒化、死傷者も出ている。沈静化に向け、朴氏自ら決定を受け入れる立場を明確にすべきだと促した。

 文氏は、罷免に伴い不訴追特権を失った朴氏に対する捜査について「(影響を懸念して)大統領選終了まで先送りすべきだという声もあるが、遅らせる理由はないと思う」と述べた。ただ、逮捕すべきかどうかに関しては「言及するのは不適切だ」と語った。 

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