マレーシアのアニファ外相は11日、北朝鮮の金正男氏殺害事件で、北朝鮮から出国を禁じられているマレーシア人大使館員ら9人の解放について、数日中にも公式な協議が始まるとの見通しを明らかにした。

 マレーシア紙スター(電子版)などによると、アニファ外相は大使館員らの親族と面会後、記者団に対し「(協議開始に向け)在マレーシア北朝鮮大使館を通じて連絡を取っている」と述べた。その上で、「北朝鮮も協議開始を求めている。彼らの要求は分からないが、最善の結果を得るためにどうすべきかを判断しなければならない」と語った。

 一方、マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)によれば、マレーシア保健省高官は11日、親族からの申し出がなければ正男氏の遺体はマレーシア国内で埋葬される可能性があると述べた。同紙はまた、当局による遺体の身元確認について、顔のほくろの位置が2012年に出版された日本の新聞記者の本に掲載された正男氏の写真と一致した点が、決め手の一つになったと伝えた。