野本梢監督「私は渦の底から」が第9回ちば映画祭で上映決定 | ニコニコニュース

「私は渦の底から」の一場面
映画.com

昨年11月に開催された第10回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞した、野本梢監督の「私は渦の底から」が、3月18日(前夜祭)から20日まで千葉市生涯学習センターで開催される第9回ちば映画祭で上映されることが決定した。

同作は、親友への気持ちを伝えられずに悩むレズビアンの女性を、野本監督独特の感性で描いた30分の短編。レズビアンであることに悲観的な希子は、親友への思いを断ち切って地元へ帰る決意をする。しかし、突然親友が連れてきた恋人に挑発され、彼女への思いを再燃させていく。橋本紗也加、岡村いずみ、長尾卓磨らが出演している。

ちば映画祭は、千葉市のみならず千葉県初上映の作品、特に若手監督の作品をメインに上映。各回上映後には各監督らによる舞台挨拶やミニライブなどを行い、監督たちとの交流によって、より広く深く映画に触れる機会の提供を目指している。

第9回のラインナップは、22歳の若手監督・大河原恵の作品「母がる」「逆流竹取物語」などを特集上映するほか、第9回田辺・弁慶映画祭で映検審査員賞を受賞した甲斐博和監督「イノセント15」、いまおかしんじ監督「あなたを待っています」、岩切一空監督「花に嵐」、杉作J太郎監督「チョコレート・デリンジャー」や杉田協士監督の短歌を原作にした短編映画などを上映する。

映画祭を盛り上げるために「ちば映画祭テーマソングMV」を制作するなど、意欲的な運営方針で、新しい才能と作品に触れられる映画祭として回を追うごとに注目が集まっている。