RADWIMPS「棒人間」が綾野剛主演ドラマの主題歌に | ニコニコニュース

綾野剛主演の日本テレビ系連続ドラマ『フランケンシュタインの恋』の主題歌を担当するRADWIMPS
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 人気ロックバンド・RADWIMPSのアルバム『人間開花』(昨年11月発売)収録曲の「棒人間」が、4月からスタートする俳優・綾野剛主演の日本テレビ系連続ドラマ『フランケンシュタインの恋』(毎週日曜 後10:00)の主題歌に決まった。「僕は人間じゃないんです」という印象的なフレーズで始まっている同曲が、人間ではなく“怪物”を主人公とした物語にエンディングで彩りを添える。なお、その映像はRADWIMPSの「ふたりごと」「君と羊と青」のミュージックビデオを手がけた島田大介氏が担当する。

【写真】綾野剛の“怪物”姿が初披露

 綾野演じる100年前にある事件をきっかけに生み出された“怪物”は、一見人間に近い外見だが、永遠の命を持ち、人間とはかけ離れた肉体とパワーを持つ生き物。ユニークで、キュートで、優しくて誰よりも人間らしく、いつか人間として暮らすことを夢見てきた。ある日、怪物は偶然出会ったリケジョの津軽さん(二階堂ふみ)と恋に落ちるが、彼の体はある秘密を持っており、人間に触れることができなかった。

 今作の主題歌を決めるにあたって「ギターとドラムとベース、そしてボーカルがしっかり聞こえてくるロックバンドの音で、ドラマを締めくくりたい」と構想を練っていた河野裕英プロデューサー。そこに綾野がRADWIMPSの楽曲を提案したという。ちょうど発売したばかりのアルバムに収録されていた「棒人間」を聴いた河野プロデューサーは「驚きと感動とで背すじが震えました。その音と歌詞の世界は、このドラマの全てを表現していたからです。この歌を物語にすればいいんだ、と思いました」と“運命の出会い”を経て主題歌に決定した。

 RADWIMPSと親交が深い綾野は「昔からRADWIMPSの生み出す世界が好きで、いつか一緒にひとつの作品を創れたらと、野田洋次郎くんとも想いを膨らませていました」と念願かなってのコラボレーションに感激。「『フランケンシュタインの恋』が描き成す世界と、RADWIMPSが織りなす主題歌『棒人間』は、まさに色とりどりの点と点を線としてつなぎ、物語をさらにドラマチックにしてくれる楽曲だと確信しています」と自信をみなぎらせた。

 ボーカルの野田は「人間が歌うからこその『棒人間』という楽曲だと思っていたので、最初この曲でお話をいただいた時は少し驚きました」と率直な感想を明かしつつ「ただ、人間だらけの中で懸命に生きるたった一人の『自分』という主人公の物語なのだとしたら、それは僕たちもフランケンも一緒なのかもしれません。どんなふうに現代を生きる怪物とこの楽曲が共鳴するのか、今からとても楽しみです」と期待を寄せている。

■綾野剛コメント


プライベートでも仲良くさせていただいているRADWIMPSと、作品を通して共鳴できることを光栄に思っております。昔からRADWIMPSの生み出す世界が好きで、いつか一緒にひとつの作品を創れたらと野田洋次郎くんとも想いを膨らませていました。今回、それが実現できて心から感謝ですし、なにより「フランケンシュタインの恋」が描き成す世界と、RADWIMPSが織りなす主題歌「棒人間」は、まさに色とりどりの点と点を線として繋ぎ、物語をさらにドラマチックにしてくれる楽曲だと確信しています。ドラマと主題歌の融合を是非に心から楽しみにしていてください。

■RADWIMPS・野田洋次郎コメント


「僕は人間じゃないんです」人間が歌うからこその、この『棒人間』という楽曲だと思っていたので最初この曲でお話をいただいた時は少し驚きました。ただ、人間だらけの中で懸命に生きるたった一人の「自分」という主人公の物語なのだとしたら、それは僕たちもフランケンも一緒なのかもしれません。どんなふうに現代を生きる怪物とこの楽曲が共鳴するのか、今からとても楽しみです。