日本バドミントン協会は１２日、東京都内で理事会を開き、昨年４月に違法賭博行為で無期限の競技会出場停止とした桃田賢斗選手（２２）＝ＮＴＴ東日本＝の処分を、５月１５日付で解除することを決めた。銭谷欽治専務理事は解除の理由として所属先から報告される桃田選手の地域貢献活動や勤務態度を挙げ、「理事会では満場一致だった」と説明した。
国内大会では５月２７〜３１日に開催される日本ランキングサーキット大会からエントリーが可能になる。桃田選手は日本代表から外れているが、日本協会の選手強化本部長による特例の認可で夏にも国際大会に自費参加できる見通し。
桃田選手は昨年４月、２０１２年ロンドン五輪代表の田児賢一選手（２７）＝ＮＴＴ東日本を解雇、日本協会の登録無期限抹消＝らとともに違法カジノ店で賭博をしていたことが発覚。メダルが期待されていたリオデジャネイロ五輪に出場できなくなった。処分を受けてからは所属先で勤務しながら各地でのバドミントン教室に参加するなどしていた。