チラ見せだったGoProの全天球カメラ「Fusion」、ルックスが明らかに

チラ見せだったGoProの全天球カメラ「Fusion」、ルックスが明らかに

360度動画が撮影できる全天球カメラ、さらに増えそうです。

アクションカムの市場を作り上げたGoProも「Fusion」という名前を持つRICOH(リコー)THETAのような全天球カメラを計画中です。現在、クリエイター向けに「Fusion」のパイロットプログラム参加者を募集中。製品が発売されるタイミングで、多くの作例がYouTubeなどを賑わすことになるのでしょう。

さて、気になるのはそのルックスです。ティーザーの画像を見る限り、

1.GoProより大きそう

2.縦に長そう

という印象に留まっていました。

Mashableの記事によれば、GoProがメインスポンサーのMountain Games 2017で「Fusion」が公開されたようです。これは...はんぺんstyle?

GoProらしくレンズ位置が向かって右側にシフトしていますね。背面にもレンズはありますが、前面のレンズと光軸がズレています。どちらも向かって右側にシフトしています。

GoPro HERO5と比較すると、大きさはそれほどでもないのですね。全体で手のひらくらいのサイズに収まっています。

マウントはGoPro HEROシリーズと同じ。共有できるのはGOOD。

Video: GoPro/YouTube

わかっているスペックは5.2Kの解像度と、前後のカメラで撮った映像をスティッチする機能と、フル解像度の全天球動画からHD動画を切り出せる「OverCapture」という機能があるということ。この最後の「OverCapture」が気になっていまして。これ、電子手ぶれ補正に使うのでは...と。

こちらはRed Bull BikeFacebookにポストした動画です。投稿日は6月6日。Mountain Games 2017の開始2日前ですが、観客が誰もいないということは、賑わう前に撮影したことがわかります。その上でわざわざ「Red Bull BikeさんはGoProさんと一緒です」とタグをつけています。Facebookの動画の仕様でもありますが、最高解像度はフルHD。そして、マウンテンバイクのダウンヒルという揺れまくり間違いなしな条件なのに、映像がビシッとスタビライズされています。

ウェアラブル型のジンバルが使われているのかも。でも、もしかして、この安定感ある動画が「Fusion」の「OverCapture」によるものだとしたら...。みなさん、いかがでしょうか?

Image: GoPro
Source: GoPro, Twitter, Mashable, YouTube, Facebook

(武者良太)