完成!ドリームハウス:テレビ東京

今回の施主は、東京の家具工房で家具職人として働く鈴木さん。
現在は、埼玉県の大宮にある借家で夫婦と娘の3人で暮らしています。
そんな鈴木さんが新居を建てる場所に選んだのが、都心へのアクセスも良く、ご夫婦の住み慣れた町・大宮。現在の住まいから車で5分程の場所に、日当りの良い34坪の土地を購入しました。
ご夫婦には、明るく暖かい空間、リビングが見渡せるキッチン、仕事をしている奥さんの為のワークスペースなど、限られた予算の中で叶えたい夢がいっぱいです。
なんとか1000万円台で家を建てたいと、家具職人のご主人自ら家作りに参加し、家族のために奮闘します。また、友人や同僚など、たくさんの助っ人も登場します。
果たしてどんなドリームハウスが完成するのでしょうか?

* 明るい家
* 対面式キッチン
*

妻のワークスペース

<敷地面積 115.1㎡(34.8坪)>
<建ぺい率 60%>
< 容積率  160%>

鈴木さんの夢を叶えるのが、ご主人の親友でもある建築家・澤田淳。
コストカットとご主人が手掛けるインテリアとの調和を考えた結果、木造2階建てのプランを提案。また、家事動線にも気を配ると同時に、鈴木さんご夫婦の希望である広々とした明るい空間を確保するため様々な工夫を凝らします。 一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?


着工です。
地盤改良で7mの鉄杭が30本打ち込まれたあと、
基礎が立ち上がりました。

上棟では長さ6.3mの梁が取り付けられました。
梁が出っ張っていますが、
これは奥さんのワークスペース兼玄関の庇となります。

4.5mの板12枚で大きな屋根を支えることで柱をなくし、
仕切りのない大空間を実現しました。

床張り工事から、いよいよご主人の出番。
床材や壁材にはコスト面からラーチ合板を使います。 

難しい片持ち階段も、大工さんにアドバイスをもらいながら
ご主人自らの手で仕上げ、ここでもコストカット。

階段下には、2匹の猫のためのトイレスペースを作りました。

内装工事にはご主人の高校の先輩が、外壁塗装には友人や同僚10人が助っ人として登場。和やかで笑いの絶えない楽しい現場です。

奥さんのためのキッチン工事にご主人も気合が入ります。
しかし仕上がりに納得がいかず、一度塗ったモルタルをはがして一からやり直すことに…。
果たして出来上がりはどうなるのでしょうか。

奥さんセレクトの壁紙を、柄を合わせながら丁寧に貼っていきます。
照明器具を取り付け、様々な大きさの収納も仕上がり、
いよいよ完成間近です。

 

静かな住宅街の一角に可愛らしい外観の
ドリームハウスが姿をあらわしました。
ラップサイディングの外壁が、日の光によって美しい陰影をつくります。

ご主人手作りのアプローチの先には大きな玄関扉。
玄関は壁の木目が美しい空間です。

玄関を入って左は子供部屋です。
これから大きくなるお子さんにも十分な、広々とした部屋になりました。

洗面台には奥さんが選んだタイルを使用しました。

寝室のクローゼットもご主人の手作りです。
大容量で使い勝手のよい収納が完成しました。

そして2階は、天井が高く光溢れる開放感抜群のLDKに。
こちらの収納もオリジナルなので、
サイズもピッタリで雰囲気にも統一感があります。

LDKの一角には、奥さん念願のワークスペースが作られました。
家族の気配を感じながら仕事をすることができます。

奥さんのもう一つの夢だった対面式キッチンの天板は、
ご主人の苦労の甲斐があり、
美しく仕上がりました。黒いタイルもアクセントになっています。
リビングスペースとの間に段差を設けることで目線が合うという工夫も。

キッチン横に洗濯機置き場があり、そこから階段でバルコニーへ。
家事がしやすい動線が考えられています。

ご主人自らが仲間たちと協力して家族のために作り上げた、
温もり溢れる鈴木邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。