「Android OS」次期アップデートの「M」で始まるコードネームにGoogleがどのお菓子の名前を選ぶにしても、新しい「Android M」では「作業環境」がテーマとなりそうだ。
Googleは米国時間5月27日~29日に予定されている年次開発者会議「Google I/O」の内容を6日に発表した。同イベントでGoogleは、Android OSでの開発に役立つセッションやワークショップを用意している。同社はまた、Android OS次期バージョンの発表にもこのイベントを利用してきた。次期バージョンのコードネームについて、今回は少なくとも手がかりがある。
「Android for Work Update」というセッションに関する投稿に、「Android Mはあらゆる種類の作業環境にAndroidの力をもたらす」とあり、書き出しで秘密を漏らしてしまっていた。その後、GoogleはAndroid for Workセッションに関する投稿自体を削除したが、削除される前にArs Technicaの関係者がかろうじてスクリーンショットを確保していた。というわけで、Android Mが近々登場するという証拠は残っている。
GoogleはAndroid OSの新バージョンをおいしいお菓子の名前で呼ぶことを好む。まずコードネームの最初の文字だけを明かして焦らし、正式リリース時に完全なコードネームを発表するというのがいつものやり方だ。とはいえ、「M」という文字を使うのはそれほど意外ではない。同社はかなり前から、OSのコードネームをアルファベット順に選んできたからだ。現行バージョンのAndroidは、「Honeycomb」「Ice Cream Sandwich」「Jelly Bean」「KitKat」と続いた後、「Lollipop」と命名された。
次期バージョンのAndroidで関心を集めるだけでなく、Google I/Oのイベントに関するページにはさまざまなセッションが掲載されており、「Agenda(予定表)」ページに日ごとのアクティビティの概要が書かれている。27日にバッジの配布が予定され、実際の会議は28日からだ。同社の製品担当シニアバイスプレジデントSundar Pichai氏の基調演説で始まり、丸2日間にわたってセッションが開かれる。Google I/Oのウェブページで各セッション名をクリックすると詳細が分かるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。