夜型人間は夜に活動した方がいい11の理由 | ライフハッカー[日本版]

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Inc.:早起きをすることのメリットや効能は、昔からずっと言われ続けています。しかし、「本当に成功するためには朝日とともに起きなければならない」と聞くと私などは恐れおののいてしまいます。なぜなら私は夜型人間なのです。朝型の人がウトウトする時間に、私の1番活動的で生産的な時間が始まります。

そんな人間が自然の摂理に逆らう必要はありますか? 多くの研究で、夜型の人は遺伝的にも生物学的にも、生まれながらに夜型だと証明されています。今回はそんな夜型人間に贈る、深夜に生産的な仕事をする習慣を受け入れて自分の体内時計を信じ、夜型生活に対するすべての批判を受け流す11の根拠をご紹介します。


1.静寂と平穏が得られる

私の場合は、早起きをした日でも、1日のうちで夜が一番仕事がはかどります。夜なら人から質問攻めにあったり、メールや電話やSNSに追われたりすることなく、最後まで邪魔されることなく何時間も集中できるからです。

2.夜の方がバリバリ働ける

ベルギーのリエージュ大学の研究で、夜型人間は朝型人間とは逆に、目覚めてから精神的に落ち着くのまでの時間が長いことがわかっています。

3.夜の飲み会にも参加できる

夜型人間は、夜の飲み会の誘いを断らずに済みます。飲んだ後で家に帰ってからも、寝るまでの間に生産的な時間がまだ数時間残っているからです。

4.起業家精神にあふれた人が多い

シカゴ大学の研究によると、夜型人間はリスクを取る傾向が強く、起業家として成功する人が多いことがわかっています。

5.夜の方が体も元気

夜型人間は、夜遅い時間に運動皮質や脊髄が興奮することが研究によって証明されています。これもまた今まで言われてきたことに反しますが、運動も朝ではなく夜にやった方がいいのです。夜型人間は、朝に重たいベンチプレスを持ち上げるのには向いていません。

6.とにかく自由度が高い

真夜中には会議の予定もアポイントも入りません。働くのも遊ぶのも自由自在に何でもできます。

7.創造力が上がる

ミラン大学の研究によると、夜型人間の創造力は夜に急上昇し、朝型人間よりも型破りなアイデアが非常に出やすいことがわかっています。

8.より落ち着く

イギリスの研究によると、朝型人間はストレスホルモンのコルチゾールの値が一般的に高く、1日中高い値のままです。これは夜型人間には当てはまりません。夜型人間に、朝型人間と同じ値になるようにコルチゾールを注入しても、1日中比較的落ち着いています。

9.IQも高いらしい

研究者のSatoshi Kanazawa氏によると、知能の高い子どもは大人になると夜型人間になる傾向があり、毎日夜遅くまで起きてから眠る生活を好むようになるのだそうです。また、マドリード大学の別の研究によると、夜型人間は一般的に知性が高く、朝型人間よりも収入が高い傾向もあることがわかっています。

10.インターネットも穏やか

朝型人間はガヤガヤした状態のネットを見ているかもしれませんが、夜型人間は静かで平和な状態のネットを見ています。最新のニュースや記事は、すべてが更新された後で見ることになるので、追加の更新を後でチェックし直す必要がありません。

11.9〜5時の生活にも合わせられる

夜型人間が、夜遅くまで起きていたいという生物学的な欲求に従い続けている限り、それは彼らにとって申し分のない生活です。しかし実際には、夜型人間も普通に仕事をしている人が多く、午前中には出社していなければなりません。うれしいことに、夜型人間は朝早く起きることもかなり楽にでき、夜更かしをして通常の就寝時間を後ろにずらすことを負担に感じる朝型人間よりも生産的に仕事をすることができます。


11 Scientifically Proven Reasons Why Night Owls Get More Done|Inc.

Peter Economy(訳:的野裕子)
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