ユーザ向けではなく、開発用途などでHTTPサーバが必要になる機会は多いかと思います。ブログのテーマを編集していたり、静的サイトのデザインをする場合もあるでしょう。そんな時、ぱぱっと使えるHTTPサーバがあると便利です。
RubyやPythonなどでHTTPサーバを立てることもできますが、Caddyを使えばバイナリファイル一つで済みます。しかもHTTP/2サポートです。
CaddyはWindows、Mac OSX、Linux向けにバイナリが提供されています。新しい機能をふんだんに取り入れたHTTPサーバとなっています。実行は簡単で、バイナリをそのままを実行するだけです。
$ ./caddy_darwin_amd64
0.0.0.0:2015
デフォルトで2015番ポート(年数)というのが良い感じです。ヘルプは次のようになっています。
$ ./caddy_darwin_amd64 --help
Usage of ./caddy_darwin_amd64:
-conf="Caddyfile": the configuration file to use
-cpu="100%": CPU cap
-host="0.0.0.0": Default host
-http2=true: enable HTTP/2 support
-port="2015": Default port
-quiet=false: quiet mode (no initialization output)
一つの特徴にMarkdownファイルのHTMLレンダリングがあります。設定ファイルで次のように記述します。
markdown /blog {
ext .md .txt
css /resources/css/blog.css
js /resources/js/blog.js
}
この他、WebSocket、TLS 1.2、マルチコア、IPv6、FastCGIやリバースプロキシがサポートされています。Webデザイナー、ブロガー、開発者みんなにとって手軽に使える便利なソフトウェアです。
CaddyはApache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。