(photo by http://www.ashinari.com/2009/05/08-019172.php)
飲み物を片手にパソコンに向かい、インターネットを楽しんだり、お仕事に励んだりする方は多いはず。そんなとき、うっかり手が滑ってキーボードに飲み物をこぼしてしまったら、どうしますか?特にノートパソコンなど、パソコン本体と一体になっているキーボードの場合、パソコン本体も危ない状態になっています。
大切なキーボードやパソコンを救うため、必ずしなければならない事があります。
水に濡れてしまったら、すぐにキーボードの電源を落とし、キーボードに電気が通らないようにします。濡れたキーボードに電気が通っていると、回路がショートを起こす危険性が増してしまうからです。
USBケーブルでパソコン本体とつながっている外付けキーボードの場合はケーブルを外します。ノートパソコンなどパソコン本体とキーボードが一体になっている場合は、必ずパソコン本体の電源を落とし、バッテリーも外してください。
電源を落したら、表面に残った水分を乾いた布で拭きます。表面の水分がさらに内部へ零れないよう慎重に、素早く拭きとってください。
タオルなど吸水性のある布を敷き、その上にキーボードを伏せます。ノートパソコンの場合は、液晶とキーボードの間に布を挟み、キーボードが上になるよう反転させます。
その状態のまま、ある程度水が自然に取り除かれるまで放置します。出来れば半日程度置いておきたいところです。
天気がよければ天日干しをオススメします。外に干すことが出来なければ、ドライヤーを使って中の水を乾かします。
キーボードやパソコンが壊れていないか、すぐに確認したい気持ちに駆られますが、電源を入れるのはあと少しだけ待ってください。まだ中に水分が残っているかもしれません。
キートップを外してボードを乾かすことはオススメできません。
何度かキートップを外し、キーボードのお掃除をした経験のある方ならOKです。でも、経験の無い人がいきなりキートップを外してボードを拭こうとするのはちょっと危険。
キーボードによってはキートップが外せない(外しにくい)ものもあり、無理に外そうとすると元に戻らなくなることがあります。
こぼしたのがミネラルウォーターなどの水ではなく、コーヒーや紅茶、ジュースなど砂糖や塩分の含まれているものだった場合、復旧できる可能性は下がってしまいます。
キーボード内で水分が完全に蒸発したとしても、砂糖や塩分は残ります。これが結晶化して故障の原因になることがあります。
上記の内容はあくまでも応急処置なので、処置を行っても故障が防げない場合があります。
また、上記の応急処置を行い使用できるようになっても、窓口に相談するよう呼びかけているメーカーもあります。
応急処置のあとはキーボードのメーカー窓口に一度相談してみるのがベストでしょう。