2014年5月8日の記事を再掲載しています。
「運じゃなくてコツがあるんだよ」と、じゃんけんが強い人は言いますけど、あれって嘘じゃなかったのね…。
中国の大学の共同研究グループが、人海戦術で学生に死ぬほどじゃんけんをやらせて勝利の法則を調べてみたそうです。その結果、じゃんけんには勝つ方法が本当にあるっぽいことが判明し、世界中で答え合わせのじゃんけんが流行ってます。
論文はこちら(pdf)。研究班では、学生360人を6つのグループに分け、任意抽出の2人組にじゃんけん300回勝負をやらせてみました。途中で戦意喪失しないように(なんせ300回)、勝った人には現金を小額あげる約束でやらせてみたそうですよ。
すると…
何度も何度もやらせてるうちに、ある傾向が浮かび上がってきました。それは「じゃんけんに勝った人は、次に同じ手を繰り返す確率が、他の手に変える確率より格段に高い」ということ。
逆に、2回以上連続で負けた人は、次に同じ手は出さず、代わりに「さっき相手にこれを出せば勝てたのに! クーッ!」という方の手を出すんです。もう遅いんだけどね…。
例えば、Aが連続負けの側で、Aさんがパーを出してBさんのチョキに負けたとします。するとAさんは次にグーを出すんです。Bさんは勝ちの手に拘ってまたチョキ(←訂正!)を出しますから、こうすればBさんに勝つ確率は上がります。これがいわゆる「win-stay, lose-shift(勝った人は変えない、負けた人は変える)」と呼ばれる戦略。
じゃあ、どうすれば勝てるのか? それはこうです。負けたら、上記の通り相手が今出した手に勝てる手に変えればいいんです。勝ったら同じ手は使わずに、相手が今出した手を出す。グーで勝ったら、相手はパーに変えてくるのでチョキを出してやれば勝てる…というわけ。
カンニング早見表にまとめてみました。
...グーで勝ったら、次はチョキ
...チョキで勝ったら、次はパー
...パーで勝ったら、次はグー
...グーで負けたら、次はチョキ
...チョキで負けたら、次はパー
...パーで負けたら、次はグー
...グーで負けたら、次はパー
...チョキで負けたら、次はグー
...パーで負けたら、次はチョキ
さあ、これであなたもチャンピオン。試してみてね。
source: Paper via Ars Technica
image by Shutterstock / sharpshutter
Ashley Feinberg - Gizmodo US[原文]
(satomi)