ご覧くださいこのコクピット。宇宙船みたいでしょ?
これはトヨタのi-ROADという車の運転席をドライバー目線で撮ったものです。
そそります、このガジェット感。
i-ROADは、バイクの身軽さと車の快適さを併せ持ったような1人乗りの小型電気自動車です。駐車場やカーシェアリングを展開するパーク24とTOYOTAの実証実験「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」なら、まだ市販されていないi-ROADで東京の街をドライブできちゃうんです。
利用できるのはタイムズ24のカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」で100ポイント以上貯まっている「ステージ2」以上の個人会員および法人会員。利用ガイドに従って予約を行えば15分412円で乗れますよ。
ギズモードとしては、こりゃ体験するしかないでしょう!ということで早速行ってまいりました。乗り込んだのは「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」の貸出ステーションがある有楽町イトシア。今回ドライブするのは編集部の長谷くんです!
初回利用時には、まず30分間、座学講習を受けます。スピードは時速60キロでリミッターがかかること、段差の越え方、坂道の走行方法、電池残量が少なくなったときの対応など、一般のガソリン車とは違うi-ROADの取り扱いや、貸出/返却などサービスの利用方法について学びます。
要点をまとめた映像も用意されていて理解しやすく、初めてでも安心ですよ。
続いて、講習場所として用意された地下駐車場で場内講習を行います。
i-ROADは後輪操舵ということで一般的な車とは違った動きをするため、路上に出る前に慣れておく必要があるのです。
具体的に言うと、前進時の旋回時には車体が外側にふくらみ、後進時の旋回のときに内輪差が発生するという、前輪操舵の一般的な車とは逆の動きをするのですね。
この動き、見た目にもかなり新鮮でしたが、実際に乗った長谷くんも「かつてない感覚」と不思議な体験を語っていました。
また、速度が上がると外側へのふくらみが抑えられ、その分、車体の傾きが大きくなるのも特徴の1つ。
こちらは場内講習中に撮影した高速スラロームの様子。ね? 車体が傾いているでしょう? 低速時は外側にふくらみ、高速時は車体を傾けて曲がるあたりスキーに感覚が似ているかもしれません。
場内講習ではほかに、ブレーキングやパーキングのコツについても詳しく教えてもらえます。
場内講習が終わったら次は路上講習。先導車に続き30分ほど一般道を走ります。
i-ROADにはトランシーバーが備え付けられていて、先導車から「次の信号を曲がります」など適宜指示が来るので交通ルールに従って走ればOK。
グルリと辺りを1周して戻ってきた長谷くん「あの車体で外を走るのは不思議な気分ですね。面白いです!」と興奮気味。信号待ちで止まるたび歩行者の注目を集めていました。
ここまでが初回の講習。2回目以降は有楽町イトシアにある貸出ステーションに行って車体後部のカードリーダーに会員カードをかざしロックを解除、充電中の電源コネクタを外すだけで乗り込むことができますよ。
さて、路上講習も終了したところで、いよいよフリードライブに出発です。
「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」では、i-ROADの返却ステーションとして、有楽町イトシア、東京タワー、東京ドームシティ、お台場 パレットタウン、浅草 雷門の5カ所が設定されています。
今回はお台場へ向かいましたので、ドライブの様子を動画でご覧ください!
何とも言えないこのコクピット感がたまりません。カーブを曲がるときに大きく傾斜する、車ともバイクともつかない感覚は、運転に慣れている人も、そうでない人も、すべての人にとって新鮮なものだと思いますよ。まさに未来のモビリティという感じです。
お台場の返却ステーションに到着。i-ROADを所定の位置に前向き駐車します。
キースイッチをオフにして車を降り、会員カードを充電スタンドにかざすと充電コネクタが取り外せるので、i-ROADに接続しましょう。充電スタンドの画面表示が「充電開始」になればOKです。
続いて車体後部のカードリーダーに会員カードをかざすと「ロックしました」「ご利用ありがとうございました」という音声ガイドが流れ、返却手続きが完了します。
車から降りた長谷くん、開口一番「いや〜楽しかった!」と一言。先導車から走る様子を見ていても、その楽しさは十分に伝わってきました。
「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」では現在、体験モニターを募集中です。5月29日〜6月5日の間に応募していただいた人の中から抽選で、10名様にこのサービスを無料で提供するそうです。気になる方は今すぐキャンペーンサイトにて詳細をご確認ください!
i-ROADは改めてドライブの楽しさを教えてくれるような新鮮なモノでした。この機会に、まるでアトラクションのようなドライブで、魅力たっぷりなサービスを体験してみてください。
source: Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive
(奥旅男)