Webcuspは22日(現地時間)、台湾MediaTek製の10コアSoC「Helio X20(MT6797)」を搭載する初の端末は、中国Elephoneの次世代フラッグシップモデル「P9000」になる見込みと伝えています。
「P9000」のものとされるレンダリング画像
英ARMの次世代高性能CPUコア「Cortex A72」に優れた省電力性を持つ「Cortex A53」コアを組み合わせることで、電力効率を最大限に追求した ”デカ(10)” コアSoCとなるHelio X20は、先月の中頃(過去記事)に発表されました。
今回Webcuspが伝えるところによると、Helio X20は、中国のスタートアップ企業「Elephone」製のフラッグシップモデルP9000に搭載される形で10月中にも発表される見込みとのこと。五月の発表の場では2016年第1四半期中の登場が予告されていましたが、どうやら少々計画は前倒しになるようです。
以下は、伝えられるところのP9000のスペック。
OS | Android 5.1 Lollipop |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
SoC | MediaTek 64-bit デカコア Helio X20(MT6797) |
GPU | Mali-T880 or T860 (≧ 800MHz駆動) |
RAM | 4GB LPDDR3メモリ |
ストレージ | 32GB |
メインカメラ | 2,070万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 3,100mAh |
その他 | microSDカード 対応(最大128GB) デュアルSIM 対応 |
フラッグシップ級の名に恥じぬ全体的に高水準なスペックに仕上げられています。強いて苦言を呈するならば、Helio X20がLPDDR4メモリには対応していない点くらいなものでしょうか。
なお、上記のスペックを備えたP9000ですが、中国市場における販売価格は「500ドル(約6万円)」程度に設定される見込みとのこと。中国メーカー製のスマートフォンのコストパフォーマンスの高さには、毎度のことながら驚かされます。
[Webcusp via Phone Arena]