日経平均終値は65円安、一時プラス転換も週末の手仕舞い売りに押される | ニコニコニュース

 26日の日経平均株価は前日比65円25銭安の2万706円15銭と続落。朝方から米国株安や不透明なギリシャ債務問題を嫌気した売りが先行し、午前11時頃には下げ幅を121円まで広げた。後場は金融株を中心とする買い戻しでプラスに浮上する場面もあったが、引けにかけて休日前の手仕舞い売りに押し戻される展開となった。

 個別では、中間期業績見通しの下方修正が嫌気されたカンロ <2216> や、通期業績予想を修正したオプトエレクトロニクス <6664> が下落。配当権利落ちで処分売りが広がった昭和シェル石油 <5002> やテクノプロ・ホールディングス <6028> 、大手証券が目標株価を引き下げたクラレ <3405> 、ヤマハ発動機 <7272> なども売られた。

 半面、大和証券が目標株価1450円で新規買い推奨としたTOWA <6315> や、Oak キャピタル <3113> への新株割り当てなどで12億円を調達するアエリア <3758> などが上昇。抗がん剤のMDSを対象とした第1相臨床試験が終了したシンバイオ製薬 <4582> も買われた。

 業種別では、鉄鋼、ゴム製品、鉱業などが下落。一方、その他金融、銀行、保険は上昇した。(編集担当:松浦直角)