文=江橋よしのり
FIFA女子ワールドカップ カナダ2015でベスト8進出を決めたなでしこジャパンは、25日(日本時間26日)、エドモントン市内の人工芝グラウンドで準々決勝に向けての練習を行った。
エドモントンは、なでしこジャパンがカナダ入り後、バンクーバー、ウィニペグに次いで3つ目の滞在都市となるが、これまでの2都市と比べて「暑い」という印象。しかも先乗りしていたTVクルーによれば「なでしこが到着した日から、急に暑くなった」という話だ。(もしやと思って練習場を見渡してみたが、あの某有名熱血レポーターは来ていない模様)
試合当日の27日は現地時間14時キックオフで、これまでのナイトゲームよりも早い時間に行われる。地元の天気予報によれば、試合中の気温は30度を超えそうだ。
それでも「暑さには、日本人のほうが強いと思います」と、有吉佐織。確かに過酷なコンディションは相手も一緒。ならばナーバスになるよりも、有吉が語るように自分たちに有利な条件だと思ったほうが、力を出しやすい。
なお、約1時間半行われた練習の後、宮間あやキャプテンは次のように語った。
「(オーストラリアのキープレイヤーである)FWデバンナのスピードは世界クラス。一瞬の隙をついてくるので注意したい」
「相手のプレスが前から来るのか、引いてくるのかは、始まってみないとわからないですね。でもオーストラリアは4試合を通じて、立ち上がりから勢いを出している。こちらも勢いをぶつけたいです」