やっぱり北海道民はとうもろこしが好き...「いらない」ラーメンの具の地域差を探る | ニコニコニュース

横浜家系ラーメン(編集部撮影)
Jタウンネット

家系本拠地にも「のり」否定派は普通にいる

Jタウンネットが実施したアンケート「ラーメンの『いらない具』といえば?」で1位になった「のり」。サイドメニューにライスを注文したとき「ラーメンのスープが染み込んだのりで食べるライスは絶品!」という声もあるものの、必要性を感じていない人の方が多いのだろうか。

前編の記事「発表!『いらない』ラーメンの具ランキング...不人気No.1は家系に欠かせないアレ

東京・神奈川で勢力を拡大している「横浜家系ラーメン」(通称「家系」)は、のりのトッピングが常識だ。しかし、神奈川の得票率=否定派は15.1%と、全国平均と大して変わらなかった。

みそラーメンにとうもろこしは必須か

対照的だったのは北海道の「とうもろこし」。1960年代に札幌で誕生したみそラーメンは、メンマやチャーシュー、ねぎを添えるのが一般的だが、とうもろこしやバターをトッピングするケースがよく見られる。ご存じの通り、北海道のとうもろこし生産量は47都道府県で群を抜く。
全国の「とうもろこし」否定派は12.2%だが、北海道のそれは3.7%とずっと低い。

キャベツ否定派がゼロだった北陸

東京・三田が発祥の「ラーメン二郎」や、石川県金沢市に本店がある「8番らーめん」は、野菜を多めに盛ったメニューを提供している。
二郎のラーメンは濃厚でカロリー高めだが、8番の方はヘルシー志向で女性からの人気も高い。
8番らーめんの店舗は富山・石川・福井に集中している。その北陸3県で「キャベツ」に投票した人は1人もいなかった。

関西での紅しょうが否定派はどれくらい?

大阪人は無類の紅しょうが好き――。Jタウンネットが2013年11月に公開した記事は、読者から大きな反応があった(参照:大阪人には「準主役」「食の必需品」 牛丼に「紅しょうが」山盛りは当たり前!)。

大阪やその近県で「紅しょうが」に投票する人はあまりいないだろう。少なくとも、全国平均を上回ることはない――。編集部はそう予想していた。

ところが、関西の2府4県における「紅しょうが」得票率は22.4%で、全国平均を6.7%も上回った。
特筆すべきは、大阪の1位が紅しょうがで26.8%だったこと。これは京都の11.1%や兵庫の23.8%よりも高い。

ちなみに、とんこつラーメンに紅しょうがを入れることの多い福岡は、得票率が20%だった。

東海地方の人は「わかめ」と「ほうれん草」が苦手?

岐阜・愛知・三重からなる東海地方は、全国平均に近い傾向にある。「のり」が14.0%で、「紅しょうが」が16.3%、「なると」が11.6%だった。

他地方よりも否定派が多かったのは「わかめ」と「ほうれん草」で、どちらも11.6%を占めた。
愛知のラーメンチェーンといえばスガキヤが有名だが、トッピングの量と種類は割と少ない。そして一部のメニューを除き、ほうれん草とわかめは加えられていない。